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EJ社員インタビュー【第4回】エンジニア歴15年、変わることと変わらないこと

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANで働くスタッフ一人ひとりにスポットを当て、インタビュー形式でご紹介する特別連載「Eyes, JAPAN 社員インタビュー」。
Facebookのいいねなどの応援を多数いただいており、本当にありがとうございます。ぜひ感想などもいただけましたら幸いです。

さて、第4回目は、システム・エンジニアの真水健介(しみず けんすけ)です。
真水は今年で勤続15年目、アルバイトの期間も含めると勤続17年と、Eyes, JAPANを古くから知る現役社員の一人です。
豊富な知識と誠実な人柄でスタッフからの信頼が厚く、「まみずさん」という愛称で呼ばれています。誰に対しても親切・丁寧で、新入のアルバイトスタッフの名前でさえもさん付けで呼ぶところに人柄が現れています。

システム・エンジニアとして長年会津オフィスで勤務してされていましたが、結婚を機に新潟の自宅からリモートで働いています。リモートワークを初めてから生活が大きく変わり、通勤時間がなくなったことで家族と過ごす時間が増えたそうです。お子さんが生まれてからは、自由な一人の時間もほとんど、たくさん撮った子供の写真整理をしているとのこと。

今回は、リモートワークによる変化も含め、Eyes, JAPANでの仕事について教えていただきました。

(聞き手:韓)

はじめは軽い気持ちでEJに

– 真水さんは会津大出身で、Eyes, JAPAN(以下、EJ) 社員勤続15年目のベテランです。プログラミング歴も相当長いのではないかと思うのですが、プログラミングを始めたきっかけを教えてください。

(真水) PCを触り始めたのは中学生の頃でした。学校のPCで絵を描いたり、文字を打ったりしていたんですが、ある日、友人が学校にPCの雑誌を持って来たんですよね。
そこに2〜3ページに渡ってゲームのプログラム書いてあったんですよ。当時、ゲームをやりたいと思っていたのですが、中学生でお金がありませんでしたから、そのプログラムを全部打ち込んで遊んでいました。そこから色々とプログラムを改良したりして、プログラムのスキルを身につけていった感じでした。
当時はサーバーやネットワークは全く興味がなくて、それらは大学生になってから身につけましたね。

– 雑誌を持って来た友達がいなかったら今の真水さんはいないかもしれませんね?!

(真水) 本当にそうですよね(笑)

– 会津大に入学されてから、EJとどのように出会ったのでしょうか?

(真水) 2001年の大学二年生の頃なんですが、当時入っていた情報交換サークルの後輩に「面白い会社があるから、来てみないか?」と誘われたのが始まりで、EJの木曜日の勉強会に行きました。

– なぜアルバイトとして入ろうと思ったのですか?

(真水) 山寺さんに「色々仕事があるから、入ってみないか」と誘われたので、初めは軽い気持ちでアルバイトスタッフとして入りました。
その当時は、木曜日の勉強会で社員が仕事を紹介していて、紹介された仕事をやりたい・もしくはその仕事ができそうなアルバイトが挙手する形でしたので、そこで仕事を始めました。
私の入社当初の仕事は、大学の先生からの依頼で、コマンドラインでファイルを整形して綺麗に見やすく出力するツールを改良する仕事でした。今のようなWebシステムではなかったですね。
でも、実のところ当時はそんなに仕事してなかったですね(笑) あまり自分から手を挙げず。声をかけられたら仕事をするような感じでした。
けれども、趣味で開発はしていました。


- アルバイトを経て正社員として入社されましたが、どういった経緯で入社したのでしょうか?

(真水) 正社員として入社したのは2003年です。
入社した理由は、やはり山寺さんに誘われたことと、EJの環境に魅力を感じたからでした。EJのメンバーの中には技術志向のエンジニアが多く、集まる度に自分が発見したサービスやツールの情報を語り合うなど、常に新しくより良いものを取り入れていこうという意識を共有することで、お互いに刺激し合える雰囲気がありました。
特に他の会社で働こうとはあまり考えなかったです。

お客様が直接使う画面実装の大切さ

– 15年も働いていると使う技術も変わってくると思うのですが、今までどんな技術(言語など)を使ってきましたか?

(真水) Webシステムのサーバーサイドでは、始めの頃はRubyでCGIスクリプトを書いていました。近年は、Ruby on Railsを使用しています。クライアント側では、Backbone.jsやVue.jsなど、JavaScriptのフレームワークを時流に応じて利用してきました。
その他、WordPressでのサイト構築もこれまで数多く担当してきています。

一方、現在ではスマートフォンアプリの開発が盛んに行われていますが、スマホが登場する以前には「iアプリ」を始めとしたフィーチャーフォン向けのJavaアプリを制作していました。当時の携帯アプリの仕様はとにかく制限が厳しく、一つのアプリにつき数十キロバイトに収める必要があるなど、非常に工夫のしがいがある環境だったことが印象に残っています(笑)

– 凄いですね!その中でもEJで印象に残っている仕事を教えてください。

(真水) 正社員として入社したての頃の仕事なんですが、Web上の画面で様々なデータを表示する社内向けのシステム制作が印象に残っています。
具体的には、どのお店がどれくらいの稼働率でどれくらい集客できているかを各店舗ごとに入力してもらうと、本部でデータが表示されるものだったのですが、はじめに実装した段階ではただそのデータを数字で羅列しただけでした。
それを見せに行くとお客様に「これ見えにくいんだけど…」と指摘されたので、その後に虹の色を使ってマッピングして数字が大きければ赤、数字が低ければ青みたいに色をつけた画面表示に改良しました。再度見せに行ったところ「すごく見やすくなった!」と言っていただけたのが嬉しかったです。

– 顧客満足度が上がったわけですね!

(真水) そうですね。ちょっとした工夫でお客様が使いやすく感じてもらえるのを体験した瞬間でした。
だから今でも言うんですが、「見た目が最重要」ですね(笑)お客様からすれば触ることができるのは画面の部分になるので、UIが大事です。データベースなどの内部でどれだけ凄いことをしても、それは実感としてお客様に感じていただくことは難しく、見せ方や可視化の仕方によって評価が変わってきます。
実際は見た目が最重要と言わないまでも、そのような心持ちで実装することが大事だと思います。

– 仕事する上で他に意識していることはありますか?

(真水) 開発していく中でお客様から必ず修正や変更の依頼は来るので、「もしかしたらこんな変更が来るんじゃないか」という想定を立て、余裕を持った設計で実装することですね。余裕を持たせて実装すると、変更が来た場合にも少しの変更で修正の依頼に対応できます。
全てに対応するのは難しいですが、ある程度考えられるところを想定しておくことを意識してます。

リモートワークで働くという選択

– 真水さんは長年会津に住んで会社で働いていましたが、今は新潟市の自宅からリモートワークで働いています。どういった経緯でリモートで働くことになったのでしょうか?

(真水) 今から4年程前に結婚したのですが、そのときにどこに住むかという話になって、私は新潟の実家に戻る選択をしました。
そうすると会津から新潟に引っ越すことになるので転職する必要があるのかなと考え、それを山寺さんに相談しました。
すると山寺さんは「開発の仕事は必ずしもオフィスにいる必要はなく、在宅でも仕事ができるんじゃないか?今まで会社で誰もやったことはないが、この機会にリモートでやってみないか?」と提案してくれたので、リモートで働いてやってみようと決めました。

– 実際にリモートで働いてみてどうでしたか?

(真水) リモートで働くといっても想像するのと実践するのは違いますし、十数年オフィスに通勤して仕事をしていたので、実際にリモートで働けるか心配はありました。
そのため事前にリモートワークの環境を色々と整えました。連絡手段はテレビ電話・Skype・メール・Slackなどいろいろと試しましたし、タスク管理はJIRA、コード管理はGitというように開発環境も準備しました。

– リモートで仕事する上の長所と短所を教えてください。

(真水) 良い点は通勤のコストがほぼ無いことですね。関連しますが、天候や交通状況にも左右されないのも良い点です。
また、その通勤の時間分、家族の時間に充てることができます。
9:00にいつも出勤しているのですが、8:50まで子供とゆっくりできますし、18:00に仕事を終えると子供をすぐにお風呂に入れたり、夕飯を一緒に食べることができて良いですね。

リモートで難しい部分としては、テレビ電話やメールではカバーしにくいコミュニケーションがあります。
例えば紙に書いたり、直接やりとりしたほうが早いような複雑なコミュニケーションは難しいですね。

– 自分はよく真水さんと一緒に仕事して、Skypeで色々と質問するので、徐々にこの形でコミュニケーションを取るのは慣れてきました!

(真水) 慣れてくると大丈夫になってきますね。

– リモートワークは自己管理が難しいイメージがあるのですが、どうですか?

(真水) 確かにそれはありますね。オンとオフの切り替えですよね。
自分の場合は、家から少し離れた離れの小屋で仕事をしています。
そこに行かないと仕事道具がないので、自動的に切り替えができます。

もう一つのマイナスの点を挙げるとすれば、運動しなくなるところですね(笑)。これは自分の問題ですが、家に篭ってしまうので運動しなくなってしまいますね。

※真水のリモートワークに関する過去のインタビューはこちら ↓
http://www.nowhere.co.jp/blog/archives/20160609-180059.html

新しいスキルを習得し続ける姿勢は忘れない


– EJにはどのような人が合っていると思いますか?

(真水) 技術を持っていて、自分の出来ることを自分でよく理解していて、自主的に仕事を進められる人が一番ですが、決してそうでなくても色々な技術を身につけて、積極的に自分のポジションを確立していく人が合っていますね。
その時々でスマホやAI・ブロックチェーンなど新しい技術が出現するので、それらの分野に興味が持てて、どんどん進んでいく人に仕事の引き合いがくると思います。

– 学生についてはどうですか?

(真水) 最初は技術についてよく分からないけど、色々なことに手を出して、触れることが大事だと思います。
しかし、前回の社員インタビューで金子さんが言っていたように分野を大きく広げてしまいすぎると収拾がつかなく、どれもモノにならなくなるので、技術を身につけるためには自分の得意なモノに集中することも必要ですね。
人にもよると思いますが、私は自分の興味のあることからプログラミングを始めたので、勉強しようと思っても思わなくてもずっと面白いと思って楽しんでやっていれば、自然に身につくのかなと思っています。

– では、最後の質問です!「エンジニア35歳定年説」という話を耳にしますが、一方でエンジニアとして働き続ける方も増えてきていると思います。真水さんはこの先どのようなキャリアを進みたいと思っていますか?また、エンジニアとして長く働き続ける秘訣があればおしえてください。

(真水) 私はもうその歳を超えているので、この説で言うと引退していてもおかしくないですけど(笑)
古典的なキャリアパスのイメージでは「エンジニアはある程度年齢を重ねたら管理職へステップアップするべし」といった具合に捉えられているかもしれませんが、必ずしもそれに従う必要はなく、各人が自らのスキルや向き不向きを理解して、自分の進む道を決めていけばよいのだと思います。
私自身は、これからもエンジニアとして知識と経験を積んでいきたいと考えています。

IT業界では他の業種よりも進歩のスピードが速いと言われているように、開発に利用される技術の移り変わりが本当に激しいです。新しい技術が普及してきたなと思いきや、また次のテクノロジーが登場するといった具合ですよね。このように目まぐるしく変わる環境に適応していくためには、常に新しいスキルを習得し続ける姿勢が欠かせません。そのように努力してスペシャリストを目指すことで、お客様や同僚から必要とされる人材になれば、長く活躍していけるのではないでしょうか。私もそのような存在でありたいと常々願っています。

– ありがとうございました!


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