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EJ社員インタビュー【第2回】起業を経てエンジニアの道へ

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

Eyes, JAPANで働くスタッフ一人ひとりにスポットを当て、インタビュー形式でご紹介する特別連載「Eyes, JAPAN 社員インタビュー」
第1回はご好評をいただき、Blog編集部としても大変励みになっています。これからも不定期となりますが、Eyes, JAPANの個性あふれるスタッフをご紹介していきますので、ぜひご覧いただければと思います!

さて、第2回目は、丁度入社1年目となる韓 徹(かん てつ)です。
大阪出身の韓は大学卒業後、友人たちと起業しサービス開発を行っていた経歴を持ちながら若干24歳。Eyes, JAPAN(以下、EJ)の社員スタッフの中では最年少ですが、持ち前の気さくな性格と面倒見の良さからアルバイトスタッフからは良き先輩として慕われていて、社員とアルバイトスタッフ間の橋渡し的な役割も果たしてくれています。
業務ではWebエンジニアとして働き、主にRuby on RailsなどRubyを使用したWebサービスやシステム構築を行っています。最近ではVue.jsも書き始めたそうで、みるみるスキルアップしています。

今回は韓の起業の経験談やEJに入社した経緯などをインタビューしました。
(聞き手:薄井)

圧倒的な成長のために選んだ起業の道

– (薄井) 大学卒業後、就職を選ばずどうして起業の道を選んだのでしょうか?

(韓) 就職活動はしていて、内定先も決まっていました。渋谷にあるネット広告の代理店で、その当時上場したての勢いある企業でした。渋谷という場所も魅力的でしたね。

– (薄井) 場所もポイントだったわけですね?

(韓) 場所は大事でしたね。それを言っちゃうとじゃあなんで今会津にいるんだという話になっちゃいますが(笑)

– (薄井) その辺は後の質問で伺うとして(笑)、どうして魅力的な内定先を蹴って起業したのでしょうか?

(韓) 内定先の会社は、新卒も取り始めたばかりで僕の代でまだ新卒2代目という感じでした。一部上場したての会社で新卒2代目というのは求められているものも大きいだろうし、他とは違う経験ができると思いました。その当時は圧倒的な成長をしたいという気持ちが強かったので、そんな環境は魅力的でしたね。
でも、その内定が決まったのがめちゃくちゃ早くて大学3年の冬でした。大学4年の丸々1年間授業もないし、就活も終わったし、研究しかやることないしどうしようかなと思っていたときに、大学の産学連携で事業の立ち上げ方を学べると聞いて足を踏み入れました。もともといつか事業を立ち上げたいという思いがあったんです。

そして入ってみたら、思ったより本気でやっているんですよね。そのプログラムでは、日本の大手企業に限らずアメリカの一流企業のコンサルタントの方の講義を受けていました。学生よりも社会人が多い環境でしたね。
その後、産学連携で出会ったメンバーのチームで応募したNEDO TCPのプログラムでは、スタートアップを学ぶためにシリコンバレーに行ったりもしました。そこで山寺さん、薄井さん、綱藤さんのEyes, JAPANチームと出会いました。

– (薄井) そうでしたね。
韓君は他のチームなのになぜかEJチームと一緒に居たのでよく覚えています(笑)

(韓) そういうプログラムなどに参加しているうちに、こういうのは会社に入ったら学べないなと思ったんです。自分で事業を立ち上げた方が成長が早いなと。
そこで友人のエンジニアとデザイナーと自分の3人でサービスを作って、軌道に乗ってきたら会社を作ろうという話をしていました。しかし、いざやってみると、事業の立ち上げ方の手法を知っていることと実際にやってみるとでは全然違くて、そのギャップがとにかくすごかった。友人たちと自分はお互い友人としての姿しか知らなかったので、一緒に働いてみるとやっぱりなんか上手くいかないんですよね。
自分もエンジニアリングとかデザインのことに関して無知過ぎたことも原因だったと思います。そのとき気付いたのですが、やりたいことをまず人に任せるんじゃなくて自分でやってみようと。自分に何も知識がないんじゃ人がついてくるわけないなと思いました

– (薄井) それでプログラミング教室に通うわけですね。

(韓) そうですね。友人たちとサービスを作り続けるのは難しくなったためチームは解散したのですが、当時はその事業はまだ続けたいと思っていたので一人で作ろうと思い、プログラミング教室に1ヶ月通いました。結果、サービスは無事作りきることができました。
その後に東京に出て、VCの人に相談したり、手伝ってくれる人を探したりしていたのですが、そうしているうちにだんだんとその事業が自分の中でやりたいものじゃなくなってきてしまって、一人でやるのも苦しかったですし、サービスを作り切った満足感があった反面、モチベーションが続かなかったです。

もうこれなら働いた方が時間を無駄にしなくていいなと思っていたときに、山寺さんが東京で展示会に出ていることを知ったので、連絡して自分の現状を相談してみました。すると「うちで働いてみたら?」ということになって。
もともと東京に出たかったので迷いましたが、プログラミングを仕事でやってみるのもいいかなと思ったんです。自分のレベルとしてはやっと脱初心者というくらいだったので、もっと上達したいという思いがありました。でも、事業を立ち上げる夢は捨てていないです。

– (薄井) 紆余曲折ありましたが、技術を学びたいとか成長したいという気持ちはずっと変わらなかったんですね。

会社で経験を積み、自分の能力を伸ばしたい

– (薄井) 自問自答インタビューでは、「EJに入社を決めた理由は勢いで」とありましたが、もう少し具体的に教えてください。

(韓) EJがいろんな技術を使っていろんなサービスを開発していることは山寺さんから聞いて知っていたので、ここに入ってちょっと鍛えようと思ったのが正直なところです。
サービスを一人で作りきった経験はありましたが、エンジニアのチームで開発はしたことなかったですし、実際にお客様がいるサービスの開発も経験してみたかったですし、もしかしたら自分の活躍できる場もあるかもしれないと思って入社を決めました。

– (薄井) 韓くんとEJの接点は山寺さんが始まりだと思いますが、山寺さんのどんなところに惹かれたのでしょうか?

(韓) 山寺さんと出会ったのは、さっき話したシリコンバレーでの研修プログラムでしたが、山寺さんはサンフランシスコに何度も訪れているということでいろいろ教えてもらいたいというのがありました。なぜわざわざサンフランシスコまで来て自分のビジネスを売り込むのかとか。
あとは、会社を20年経営しているということで、経営についても学びたいと思いましたね。

– (薄井) やっぱり会社経営をしたいという思いが念頭にあるんですね。

(韓) そうですね。EJは人数が少ないというのも僕にとっては利点でした。大企業に就職するよりも、将来自分が事業を立ち上げたときの環境と近いだろうから勉強になると思って。
あとはやっぱり誘われた勢いが大きいですね。これも何かの縁だろうと思って。やっぱり勢いですよ(笑)

会津は時間を有意義に使える場所

– (薄井) 会津は全く知らない土地だったと思いますが、実際に暮らしてみてどうですか?

(韓) 僕はずっと大阪に住んでいたので、大阪と比べると遊ぶ所もあんまりないし、友達もいないですし、正直ちょっと嫌でした。田舎に遊びに行くのと実際に住んでみるのとではやっぱり全然違いますよ(笑)
でも最近は考えが変わってきていて、こっちに来てからオフの時間を自分のための時間として活用する習慣がついてきました。勉強したり、本を読んだり、筋トレしたり、Podcast番組の配信を始めたのもその一つです。
これが大阪とか東京にいたら、仕事以外の時間は学生の頃と同じように遊んで暮らしていたと思うんです。

– (薄井) 確かにそういうのは私もあるかもしれない。遊びに行く所ないから自分でなんか始めてみようかなみたいな(笑)

(韓)Podcastはなかなか人と交流できない会津の地での歯痒さと、自分のために時間を使える会津の良い所が2つ変な感じで組み合わさってできた自己表現の場なんです。
Podcastではこれから、自分で勉強したことやEJで学んだことを発信していけたらいいなと思っています。これから個人が強くなっていく時代になると思っているので、なにかしら影響あるものを発信していけたら後々自分を紹介できる実績になるかなと。要はインフルエンサーになりたいんです(笑)

– (薄井) そのツールがPodcastだったわけですね。

(韓) Podcastではテクノロジーとかガジェットの話題を中心に取り上げているのですが、EJに来なかったらそういった話題にも興味がなかったと思いますね。これはEJ スタッフのお陰ですね。
会津に来て、自分のために時間とかお金を使うのはこういうことなんだなあということを学んだ気がします。未来への投資ですよね。

– (薄井) なるほど、それは深いね。

(韓) 習慣って大切ですよね。そういう意味では、住む場所を変えて交流関係も変わったことは良かったと思います。会津は楽しもうと思ったら、いくらでも楽しめるところですよ。

積極的に学んだ一年

– (薄井) この一年間を振り返って、どんなことを学んだと思いますか?

(韓) いっぱいありますけど、まずは普通の働き方とエンジニアとしての働き方を学べたことは大きいかなと思っています。

– (薄井) それはどういう意味ですか?

(韓) 普通の働き方っていうのは会社に入って組織の中で働くという意味なんですけど、僕にとっては会社員として働くのは始めての経験なので。
チームとしてどうやって周囲と連携を取っていくかとか、逆に自分が周囲を引っ張っていくにはどうしたらいいかとか、プロジェクトを通して学べたと思います。
あと、エンジニアとしての働き方というのは、常に新しい技術を吸収し続けなければいけないというのは大前提としてありますけど、技術だけじゃない積極性が大切だということです。
自分が携わったプロジェクトで仕様通り作ったのに後から変更がたくさん出たとか、初期の設計と全く違うものになったとかそういうことがあったので、ただ与えられたものをそのままやるだけじゃなくて、エンジニアも設計の段階から積極的に関わっていくことも大切だし、これで本当にいいのかとか、もっといい策はないかと常に疑問を持つことが大事だと感じました。

– (薄井) なるほど。他には何かありますか?具体的なことでなにかあれば。

(韓) 技術的なところではエンジニアの真水さんと一緒に仕事できたことは本当に大きいですね。

– (薄井) 真水さんといつもSkypeで話してるよね(笑)あれはいつも何を話しているんですか?

(韓)もう、わからないことがあったらすぐ聞きますし(笑)
最近では、自分でもよく考えてから聞くようにしているんですけど、30分考えてわからないものは1時間経っても1日経ってもわからないことが多いので、すぐに聞ける人がいるのはありがたいです。
真水さんに教えてもらったところはもう一回聞かなくてもいいように、聞いた技術をすぐに活かして実装できるところはすぐに実装するようにしています。一を聞いて十知るじゃないですけど、一を聞いて十こなすみたいな感じで(笑)

– (薄井) じゃあきっとこの一年でいろんなノウハウが溜まったんじゃないですか?

(韓) 溜まったのかなあ〜。(笑) でも、真水さんに教えてもらったところは身についているはずなので、無駄ではなかったかなと思います。真水さんは本当にすごいです。

– (薄井) 分からないことがあったとき、周囲に聞き易いのは本当にいいですよね。逆に一人で悩んでいる状態は一番良くないですからね。

(韓) あと最後に、EJは新しい技術とかツールを取り入れる柔軟な環境があってすごく良いなと思っています。仕事で新しい技術に触れられる機会が多いのは僕にとってすごく大きい。

– (薄井) 確かにEJはその辺すごく柔軟ですね。業務管理システムとかも私が入社したときに使っていたものはもうほとんど変わっているかも。社員が積極的に新しいものを提案する姿勢もすごく良いですよね。

(韓)いい意味で型にとらわれないところがEJの良いところだと思います。

– ありがとうございました!


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