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格安IP電話、brastelの050 Freeを使ってみた

Misato Usui

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

1年ほど前に音声通話込みの格安SIMを使い始めたのですが、データ通信費が格段に安くなった反面、通話料が高いなと思い始めるようになりました。
そこで最近、brastelのIP電話が使い易いという情報を得て使ってみることにしました。

IP電話とは?

電話インフラについては全く詳しくありませんが、「IP電話って普通の電話と何が違うの?」ということで少し調べてみました。

IP電話(アイピーでんわ)は、広い意味では電話網の一部もしくは全てにVoIP技術を利用する電話サービスである。Wikipediaより

つまりは普通の電話が電話回線を使う代わりに、IP電話ではVoIPゲートウェイと呼ばれる装置を利用して音声をデジタル化し、インターネット経由で音声パケットを送信することによって通話を実現させるようです。

格安な利用料金

私が利用しているIIJのSIMは、プランにもよりますが通話料金は20円/30秒です。大手キャリアの通話料金もだいたいこのくらいかと思います。
これをbrastelを利用することによって、5.5円/30秒(国内携帯電話へ掛ける場合)に節約することができます。約30%も節約することができますね!

しかし、IP電話発信すると問題になるのは、相手側に050の電話番号で着信することになりますので、突然知らない番号から掛かってくることになり人によっては電話に出てくれない可能性も考えられます。
この点、brastelの良いところはIP電話発信だけでなく電話回線発信も選択でき、その場合は相手側に通知される電話番号はそのまま、通話料金だけ節約することができます。この場合の通話料は10円/30秒と少し高くなりますが、それでも通常の通話料金よりは安いですね。

導入方法

brastelはアプリをインストールしてアカウントを作成することで使用することができます。料金はプリペイド式なので、コンビニ支払いやクレジットカードでbrastelにお金をチャージすることによってチャージした金額分だけ利用することができます。
クレジットカードでは金額を指定して「◯◯円以下になったら自動チャージする(例えば、残高が200円以下になったら1,000円チャージする)」ということも設定できるので、チャージ金額がなくて通話できないということは避けられそうです。

残額はアプリの左上に表示されていますし、電話を掛ける度に音声で残りの通話可能時間を教えてくれます。

使用してみた雑感

・【音質】音声はやはり電話回線の方がクリアなのですが、会話には全く問題ありませんでした。音質はおそらく電話回線と聴き比べてみないと分からない程度の違いだと思います。

・【ネットワーク環境による違い】LTE/3G、Wi-Fi環境で試してみましたが、どれも問題なく使用することができました。

・【操作感】brastelはキーパッドからの入力はもちろん、連絡先と連携することができるので、連絡先から通話先を選択することができます。キーパッド入力の場合は、発信方法の選択(IP回線か、電話回線)がわかりやすいのですが、連絡先から選択して発信する場合は、発信方法の選択がわかりにくく、見つけるまで少し苦労しました。電話番号の右の3つポチをタップすると発信方法を選択することができます。

まとめ

最後に一つだけ使いづらいところを挙げるなら、ブラウザでお店を検索したりするときに、Googleに登録されている電話番号に発信したいときが結構あるのですが、そのときにIP電話の発信を選択できないところでしょうか。キーバッドで入力し直すのも面倒なので、結局電話回線で発信してしまいます。

ですがbrastelは導入も簡単ですし、通話料金の節約方法としてはとても良さそうです。これから使用してみて、実際にどのくらい節約できるか検証してみようと思います。

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