インターンシップ
10日間のインターンシップでの成果とこれから
ShirokaneDaichi
こんにちは。shirokaneです。9月2日から9月11日までインターンシップで会社にお世話になりました。10日間のインターンシップでは、会社内で昼のお弁当を出前で注文することが多いという状況があったので自分が現在取り組んでいるノーコードを利用して、社内のお弁当の集計から発注までを電話やFAXといった手動ではなく、自動で頼める機能を作ることを課題として取り組んできました。今回はインターンシップ期間中に取り組んだ事についての流れ、気づきについて書いてみようと思います。
集計から発注までの流れ
では、今回行った自動化の流れを説明していきたいと思います。
①時間を指定したらその時間帯に自動で設定したツールに通知が届くzapierを利用する。
→誰かが時間になったら呼びかけするという手間が省かれる。
②社内で利用しているチャットツールwebexteamsにお弁当集計用の通知を届ける。
③通知されたメッセージの中に埋め込まれた自分の名前と注文したいお弁当をボタンで選択できるGoogleFormsに回答する。
→ボタン形式なので、わざわざ文章で書き込まなくて済む。
④GoogleFormsで回答した物が自動でGoogleSpreadsheetに記録される。
⑤Googlespreadsheet内で関数を使い、弁当名と個数が自動で記入されるシートを作る。
ここまでが自動化による集計の流れになります。そして、集計したデータを出前のお店に自動で発注します。
⑥Googlespreadsheetのデータを基に、自動化ツールzapierでGooglespreadsheetからGmailにデータを送信する。
⑦Gmail内で送信用の文章を作る。
⑧GmailからFAXで出前のお店に発注する。(未完成)
これらが集計→発注までの大まかな流れです。
なぜ、ノーコードの自動化ツールを利用したのか
今回はzapierという自動化が可能なノーコードツールを利用しました。自動化ツールはコードを一切書かずにツールとツールを短時間で連携することが可能です。
そのため、無駄に手間がかかる単純作業やルーティンワークを人の手でわざわざやらなくても良いのです。その結果、社内でより技術的な事やこだわりの部分に時間を沢山割くことが可能です。それはエンジニアの世界ではあまり手を出されていない分野です。
また他のスタッフよりもコードを書けず、これからどうして良いのか分からずにいた私に社長からある1つのアドバイスを頂いたのもノーコードで自動化を進めるようになった1つの要因です。
それは「誰もやってない分野で誰よりも熱心に取り組めば、自分のポジションを掴むことができる」といった内容です。ITの会社はエンジニアがゴリゴリにコードを書くイメージがあったのですが、よく考えてみれば、コードを書くことは目的を達成する為の手段に過ぎないのです。それに社内の細々とした作業の効率化をする人が実際にはいなかったので、コードを書かなくても小さなことから会社に貢献できると感じました。
まずは地味な部分でも会社内でのポジションを掴むことが大事なのではないでしょうか。それが後にどんどん自分を成長させ、社内における重要な人物になれると考えます。
1つの成果物を作る過程で苦労したこと
今回のインターンシップでは基本的に自分で、集計から発注までの流れを1から考え、実行していくスタンスでした。もし分からない部分があればプロジェクトマネージャの藤沼さんに質問するという感じです。
まず、技術面で苦労したことについて書いてみようと思います。基本的に目的に応じて自動でツールとツールを連携させることが可能なzapierは複雑な実装が少ないので、複数回実装があっても苦労することはありませんでした。
しかし、成果物を作りあげるための手段の1つとしてGooglespreadsheet内の関数を使うのが難しかったです。今までGooglespreadsheetに記入することはあったのですが、1回も関数を使う機会がありませんでした。本当だったら複雑な関数を書かなくてもGoogleFormsで集計したデータを基に弁当名と個数を表示させたかったのですが、目的を達成するためには関数が必要ということを知ったのでさっそく取り組んでみました。
関数が得意な藤沼さんからヒントを与えられ、そのヒントに基づき、自分で調べ、実装していくことは所見ということもあり特に難しかったです。ネットで調べれば調べるほどに初めて見る式だったり用語も多かったので実装する前の基本的な部分の理解をするのに時間を多く使ってしまいました。
しかし、目的に応じて様々な式がある関数は複雑で難しいけど、おもしろいなと感じました。例えるならプログラミングでコードを書いて、それが動いた時の嬉しさに似ている気がします。
関数を利用して作業をしているときに、藤沼さんの過去の話を聞く機会があったのですが、藤沼さんはプログラミングが周りよりできないからこそ、スキルを多く身につけたそうです。例えば、今私自身がノーコードを中心に学んでいますが、ノーコード1つのみをできる人は世の中に沢山います。その時点ではあまり価値が高くありません。1つ誰でもできそうなことを身につけていたとしてもそれは市場においてあまり希少な人材とは言えません。
しかし、例えばExcelの関数だったり、Google Apps Scriptなど活用できるスキルが増えれば、どんどん市場における価値が高くなっていきます。人よりできることが多くなれば、その分チャンスも広がるのではないでしょうか。
今はノーコードでの知識を増やすことに専念しようと考えているのですが、大学在学期間中にできることを増やせればそれだけでも他の学生より何倍も価値ある人材になれると思います。プログラミングが苦手だからこそ、できることを増やし、他のスタッフと同じくらい価値ある人材になれるよう日々行動していきます。
相手の視点で物事を考え、実行することがより良いサービスを生み出す
1つのサービスを作りあげる上で大切なのは相手の気持ちを考えるということを教わりました。例えば、1つのサービスを作る上で自分の好みやめんどくさいやり方ではなく、簡単にできることのみ考え、作りあげるとします。その場合本当にサービスとして他人に喜ばれるでしょうか。自分の視点でしか考えてないサービスは他の方が喜ぶかっていったらその可能性は低いですよね。
そこで大切なのが相手の視点で物事を考えるということです。例えば「こうしたら相手が幸せになれるだろうな」とか「これを実装できれば相手がより便利に快適にできるだろうな」といった常に相手の視点で考え、そのニーズに応えようとする努力がより相手に好まれるサービスを生み出すと思います。
今回の具体例で言うと、集計用の通知が来たとき、注文する人達は自分の名前と注文したい弁当名を毎回書いていたら、めんどくさいだろうと考えました。そこでボタンを押すだけで集計ができるGoogleFormsを、送られるメッセージの中に組み込めば利用するスタッフの方々はもっと楽になれるだろうと思いました。
複雑な実装でめんどくさいことであっても、相手のニーズに応えるためなら手段を探し、全力で努力することが大切なのではないでしょうか。更に、私達は1人で生活や仕事をしているわけではないので、困っていることがあったら周りの方々に相談し、一緒に解決をすればいいのです。きっと相手のニーズに応えようとする人の努力に協力しない人はいないと思います。私自身まだニーズに応える努力があまり出来ていないので、熱意をもって行動し、協力してもらえるような人材になりたいです。
インターンシップに来る前と来た後での変化
今回のインターンシップでは技術てきにはもちろん成長できたのですが、それ以上に内面的な部分で成長するためのきっかけを得れた気がします。今までだったら自分中心に物事を考え、日々生活をしていました。しかし、インターンシップに来たことでプロジェクト内で相手の視点に立ってアイデアを考えたり、普段の生活でも自分の思っていることや考えを相手にも正しく分かってもらうための話し方にも気をつけるよう意識するようになりました。自分の気持ちよりも相手の期待や気持ちに応えようとする努力をしていれば、相手とも最高な関係を築けたり、信頼してもらえるのではないでしょうか。
学んだことや良い気づきが多かったインターンシップでしたが、何もしないで良い気づきのままだけだったら全く意味がありません。今後の自分の人生をより良くするためにも、自分の生活に落とし込み実行していきたいと思います。