Eyes, JAPAN
【農活】稲の成長を見守る「草むしり その1」に参加しました!
Koki Yamashita
Eyes, JAPANの創立20周年記念の企画としてスタートした【農活】田んぼアートですが
田植えから1ヶ月以上が経過し、稲が青々と成長し背も随分高くなりました。
草むしりについて
今回のイベント「草むしり その1」は田んぼ内に稲以外の雑草が発生したため、それを取り除くという内容でした。
通常の稲作では、効率を考え除草剤などを使用する方法がとられていますが、
Eyes, JAPANでお借りした田んぼでは無農薬、昔ながらの製法にチャレンジしています。
田植え後に稲の成長を阻害する雑草を除草するのは昔から大切な仕事でした。
「田の草取り」と呼ばれる除草は、田植え後に4~5回行われていたそうです。
また、7月20日以降に草むしりを行うと、そろそろ穂をつけようとしている稲の根を傷つけてしまう恐れがあるそうで、それ以前に除草を行う必要があるとのことでした。
[左:いつも農活に参加してくださるジャパンフライトサービス代表の古田さん]
今回の参加していただいたのは、田んぼをお借りしている会津伝統野菜生産者の長谷川純一さん、
ジャパンフライトサービス代表取締役の古田和人さん、
市役所農政課の山田亮介さん、漫画家の桜沢鈴先生と社員4名、アルバイトの私を含めた計8名。
[雑草の説明をする長谷川さん Eyes, JAPANチームは見分けやすい2種の雑草を除草することに]
朝9時に田んぼに集合し、早速作業を開始したものの、稲との区別がつかないほど多くの雑草が生えていました。特に粟や稗(ヒエ)などは稲との見分けがつかず、苦戦。粟や稗は現在でも雑穀米として食べられていますが、混じってしまうと商品として出すことができなくなってしまうので今回はできる限り取り除くことになりました。
「効率よく作業しよう」ということで、手動で押していく「株間除草機」を使用するグループと手作業で選別して除草するグループに分かれました。
[株間除草機 2つの歯車のようなもので稲を挟むようにして手押し車のように前後に動かします]
私は株間除草機を使うグループだったのですが、山田亮介さん指示のもと、この器具を使ってできるだけ多くの場所の雑草を取りました。
株間除草機の仕組みは表土をかきまわして雑草の部分をきれいにするものです。
なかなか重量があり、持ち上げるときに何度か転びかけました(汗)。
その後、田んぼアートの施されている部分(苗が複雑で機械が使えない部分)の草取りをするグループに合流。皆で一列になり、それぞれの列に集中して一気に除草していくことで、効率的に進めることができました。Eyes, JAPANのメンバーは稲と区別がつきやすい雑草を取る指示をもらったため、比較的草取りしやすかったのですが、雑草の量が膨大で、すべての雑草を取りきることは難しかったです。小さな雑草は足で踏み大きな雑草のみ除草していきました。
絶滅したきゅうり「余蒔きゅうり」をいただく
休憩タイムに長谷川さんから驚きの差し入れがありました。
「余蒔(よまき)きゅうり」という70年前に一度絶滅したそうで、長谷川さんが7年ほど前に種から復活させたそうです。
余蒔という名前は、昔の文献に記されていた名前で、農家の方が農作業の余った時間に蒔いていたところから、その名がついたそうです。クセがなくほんのり甘い味で、味噌をつけて食べましたが、何もつけないでも1本丸かじりできます。私自身一人暮らしになってから野菜はキャベツしか食べていなかったので、とても美味しくいただきました!
[長谷川さんからの差し入れ「余蒔きゅうり」と瑞々しい取り立てトマト]
作業終了
作業は朝9時からお昼まで続き、田んぼアートの部分は大方きれいになりました。
お昼は会津若松市内の「アイタルキッチンココ」さんの健康を意識したヘルシーなお弁当を皆さんでいただきました!
作業後ということもあってより一層美味しく味わうことがでしました。
[段々と絵になってきた田んぼアート]
まとめ
この度は長谷川純一さんをはじめ、
ジャパンフライトサービス代表取締役古田和人さん、市役所農政課山田亮介さん、桜沢先生と、
ざまざまな方にご協力いただきました。
ご参加いただき本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!
今回の作業自体はとても大変だったのですが
農家の大変さがわかるとても充実した時間をすごすことができました。
次回は7月中頃ということで、これを機に興味を持たれた方は、
ぜひご参加いただければと思います!
(担当:山下滉生 / 協力:小嶋 / 撮影:綱藤)
[ご参加ありがとうございます!]