Eyes, JAPAN Blog (鵞鳥の羽根ペン版)のトップおよびエントリアーカイブのページに、Facebook および Twitter および と連動のためのインターフェイスが加わりました。
これらは、表のブログ (Movable Type 版) には随分前から付いていたものですが、ある理由から、「鵞鳥の羽根ペン」版にはすぐに取り入れることができなかった経緯があります。

Movable Type はページ構造のカスタマイズする手段として、「テンプレート」と呼ばれる仕組みを提供しています。
この方法は自由度が高い反面、条件分岐, 繰り返しなどの機能をもつタグによってページの論理的な構造までも変えてしまうことを許すため、非常に煩雑かつ管理の難しいものとなっています。

一方、「鵞鳥の羽根ペン」が提供するカスタマイズ機能は、Movable Type のそれとは対極に位置するものと言えるかもしれません。
「鵞鳥の羽根ペン」では、ブログの見栄えを変化させるためにユーザが操作できるのは スタイルシート (CSS) (および、そこから参照される画像ファイル) だけであり、ページ構成の変更に対する制約はかなり厳しいものとなっています。
しかし、この制約こそが本システムの基本コンセプトである “well-managed” 即ち、「徹底されたデータ構造の管理」を支える枠組みであり、決してデメリットばかりのシロモノでない、ということを言い添えておきましょう。

とは言え、ユーザ側のニーズを考えると、こうした外部サービスとの連携をサポートしないわけにはいかないのが現状。
そうとなれば、考えるべきは「どうすればこれらの機能を、既存の枠組みを壊さずに取り入れることができるか」です。
実は、前のエントリで紹介した参照機能はこの問題を解決するために導入したものでした。
この参照機能の応用によって、外部システムとの連携が、Movable Type のテンプレートよりも局所的な範囲のカスタマイズで可能となったわけです。

……気が付いたら随分長くなってしまいました。
ユーザ側での操作方法についての説明はまたいずれ。