インターンシップ
To be continued…….
meguro
8月から今日までの半年間、Eyes, JAPANで医療研修として勉強させて頂きました。
そして、9月から書かせて頂いたBlogの記事も今日が最後です!
医療ツーリズムや、先進医療、乳がん、子宮頸がんや加齢黄斑変性、花粉症・・・医療と言っても今は病院のことだけではありません。
今回、この研修を通して身近な「Health」について考えたり、また医療ITという分野、例にあげればiPadでの研修医の教育、3DCGを使った医師から患者への疾患説明など日々進歩していく医療について学ぶことができました。
その中で、日本の医療と海外の医療の比較を見てきましたが、先進医療の受けられる日本なのにデバイスラグでの補助人工心臓での問題で、つい最近承認されたり、ドラックラグではワクチンの承認が遅いなど承認まで時間がかかるという問題点があげられました。
日本はこれから高齢社会が更に加速します。
この流れの中で、日本なりの医療への取り組み方の見直しをすべきではないかと思います。
医療とはちょっと話が変わりますが、おもしろい話があったので紹介したいと思います。
イソップ童話の「アリとキリギリス」は、皆さんご存じだと思いますが、欧米ではキリギリスの代わりにセミが主人公になっています。
夏の間にせっせと働くアリをしり目にセミは働きもせず遊んで、冬になると蓄えのないセミがアリのところに物乞いに行くというストーリーです。
しかし、ファーブル昆虫記ではこれを批判しています。
ファーブルは、アリとセミの関係を詳しく観察して、セミが樹液を吸うために管を突き刺すと、そこにアリたちが群がり蜜を奪ってしまう事を明らかにしました。
セミに寄生するアリの構図を突き止めたのです。これに限らず、ファーブルが昆虫記で一貫して伝えたかったことは、十分な観察や熟考をする前に他人の言葉をうのみにして判断するなということです。
これは医療に限らず、どんなことにも当てはまることだなと大変感慨深く感じました。
医療研修の期間は終わってしまいますが、これからも医療について自分なりに勉強していこうと思っています。
ただ、そのときに誰かの意見をそのままうのみにするのではなく、自分なりの「観察と熟考」を交えて物事を考えていけるようになりたいです。
最後になりますが、半年間本当にありがとうございました。
Eyes, JAPAN での経験を活かしてこれからにつなげていきたいと思います!