ネットワーク
Samba の小技
abe
自宅にてファイル共有のために Samba を利用しています。
Samba では共有したいディレクトリごとに設定を書くことができ、その設定項目の中に browseable というものがあります。名前の通りエクスプローラからサーバにアクセスしたときに、その共有フォルダをエクスプローラ上に表示するかしないかの設定を行うことができます。
この設定項目、ユーザごとにも設定できると楽なんですが、 yes/no でしか設定できません。
これの何が気に入らないかというと、とある共有フォルダが接続ユーザによってアクセス制限を設けられていた場合に、「アクセスできるのに表示されない」「アクセスできないのに表示される」、といった状態になってしまいます。
この問題は、変数置換機能を使って設定することで解決することができます。
Samba には %U や %G などの特定の値があり、接続に応じて解釈されます。例えば、
include = /etc/samba/%U.conf
などと記述した場合では、 samba というユーザで接続した場合のみ /etc/samba/samba.conf の設定が有効になります。
これのおかげでサーバにアクセスした際の表示をすっきりさせることができ、ついでに設定管理もしやすくなるという便利なものです。よくできてますね。
担当: 阿部 (来年度の構成を考える)