医療コラム
子宮頸がんのワクチン接種について
meguro
こんにちは。
今日は地方自治体の子宮頸がんワクチンの助成金についてや、日本で承認されているサーバリックスという子宮頸がんのワクチンについて調べていたので、少し紹介したいと思います。
栃木県大田原市の子宮頸がん対策事例
今年の5月に始まった市立小学校24校で、対象となった小学校6年の女子児童334人のうち329人の希望者 (98.5%) が集団接種しました。
この事例での大切なことは「集団接種」ということです。
他の自治体でも助成金の事例はありますが、大体が個別での接種です。
ではなぜ集団接種ではいけないのでしょうか。
子宮頸がんのワクチン接種が進んでいる国の例を見ると……。
オーストラリアは集団接種方式をとっていて接種率が70~80%の高率であるのに対して、
個別方式のアメリカでは1回目の接種を受けた人が37%、3回目まで全て受けた人は18%と低迷しています。
この先進事例を元に大田原市は全国で初の子宮頸がんワクチンの集団接種に踏み切ったのです。
また、サーバリックスという子宮頸がんのワクチンは去年の10月に承認を受けて接種できるようになりました。
予防効果は100%で、接種後は7年以上継続効果があり、重篤な副作用はほとんどないそうです。
子宮頸がんは唯一未然に防げるがんです。
日本は薬に関して承認するのに時間がかかり過ぎて他の先進国に遅れをとっています。
決断力に欠ける国の性質をシフトしてほしいと感じました。