医療コラム
医療産業都市について
meguro
こんにちは、今日は秋晴れで気持ちがいいですね。どこかに出かけたくなります。
今日は神戸医療産業都市について紹介したいと思います。医療産業都市は人工島ポートアイランドに企業や研究所を集積させる「医療産業都市構想」として12年前から始まりました。医療関連の進出企業は180社を超え、2012年には創薬に役立つ次世代スーパーコンピュータが稼働する予定だそうです。
ポートアイランドに進出する企業の多くはベンキャー企業で、中でも東証マザーズ上場のトランジェスニックでは人の内臓組織をマウスの体内で再現し実現することを視野に入れています。同社は特定の遺伝子機能を喪失させた「遺伝子破壊マウス」の開発が主力事業で、それを応用して特定の遺伝子を破壊した場所に人の遺伝子を埋め込みマウスに人の肝臓などの内臓組織を作らせる研究を進めています。
最近は大手製薬会社の進出も相次いでいて、今月には第一三共の研究開発子会社のアスビオファーマが新研究所を開き、東京にある本社と群馬県、大阪府にある研究所を新研究所に移転し、集約します。新研究所の従業員は約200人でポートアイランド最大の民間研究所になります。
このように大手企業とベンチャー企業、他に中小企業などが集約することによって、コミュニケーションをとる場が設けられれば、他社の医療分野との連携や導入することも可能になると考えられます。そうすることで医療産業都市が発展していくのではないかと思いました。
因みに今日、10月1日はピンクリボン運動の認知度向上のため、東京都庁やレインボーブリッジ、東京タワーなどがピンクにライトアップされます。