学び
予想外のことは起こるもの
shimizu
プレゼンの壇上には魔物が潜んでいるとはよく申しますが、先日私が社内の勉強会にて発表を行った際の七転八倒の顛末をご紹介します。
この日はスマートフォンでのアプリケーション開発について、サンプルプログラムを動かして紹介しようというものでした。
■登場人物
- PC…ノートPC・VGAコネクタ付き・サンプル動作環境設定済み
- MacBook Air…Mini DVIコネクタ付き・Mini DVI-DVI変換アダプタ使用・サンプル動作環境設定済み
- テレビ…DVI-I入力機能付き
開始前までに、PC上でスライドの作成とサンプルプログラムを動かす準備は完了しました。
後は発表が始まるのを待つばかりですが、ここで油断してはいけません。意気揚々と開始30分前にテレビとの接続試験を行いました。
ところが実際にPCをテレビに接続したところ、出力側・入力側共に設定は合っているにも関わらず、画面が映りません。
ここまではありがちなことなのでそれほど動じず、同様の機能を入れてあり代わりに出来そうな別のMacBook Airを使うことにして、必要なファイルを移しました。
しかし、なんとケーブルが差さりません。よく見るとこのMacBook Airの出力端子がDVI-Dなのに対して、
テレビからのケーブルはアナログ信号の分だけピン数の多いDVI-Iでした。さすがに口金の形が合わなければ動くはずはない。
と思いきや、半差しで斜めに浮き上がってる状態でありながら、映っているではありませんか!( ゚д゚)
凡そ信じ難い光景ですがこれ幸いとMacBook Airで進める算段をしていると、今度はサンプルプログラムの動作環境に問題が生じ動かせない。
今から他の機械を設定する時間はないので、「サンプルを動かすのは諦めて、スライドだけで話を引っ張ろう…」という発想になるのも仕方ありません。
しかしまだ道は残されているもので、画面の映るMacBook Airとサンプルプログラムを動かせるPCをニコイチすればいいのでは?
と思い立ち、運良くPCではVNCサーバが動いていたため、PCにVNCで接続しMacBook Airの中にPCの画面を出してテレビに映すことで落着しました。
時として思いも寄らない困難に遭遇した際も、「こんなこともあろうかと」の心構えで臨んでいきたいものですね。