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忙しい人のためのシェル&Vimカスタマイズ「YADR」

amito

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

今回はシェルやVimなどの設定を「ある程度いい感じ」にしてくれる「YADR」をご紹介します。ZshやVimの設定っていろんなことができすぎて、一つ一つ調べて設定ファイルを書くのは時間がかかりますよね。エンジニアの人は自分に最適な開発環境を構築するのに苦労した経験があると思います。また、非エンジニアでもシェルを使わざるを得ないときはありますし、プログラムを書かないにしてもエディタとしてVimが使えれば効率が上がるシーンはいくらでもあります。そんな人たちにとって、「最終的にはすごいこだわって設定したいけど、とりあえず今のところは最低限使いやすければいい!」という需要はあるのではないでしょうか。

Yet Another Dotfile Repo

YADR
YADRはYet Another Dotfile Repoの略で、下記のようなツールの設定ファイルを開発者向けのある程度いい感じのものにしてくれるものです。

  • Zsh
  • Git
  • Tmux
  • Vim など…

インストール

環境にもよりますが、だいたいこれでインストールできるようです。

sh -c ”curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/skwp/dotfiles/master/install.sh”

これで先ほど挙げたツールがいい感じの設定になりました。私はエンジニアではないので開発に使う機能のところはよくわからないのですが、いい感じになった見た目だけでもお届けしたいと思います。

Zshの場合

プロンプトをテーマでカスタマイズできるPreztoが設定済みです。下記のコマンドで全テーマをプレビューできます。

prompt -p

好みのテーマが見つかったらそれを適用しましょう。powerlineを適用する時は

prompt powerline

で適用できます。

YADR環境の場合、オリジナルのZsh設定を書き足したい場合には ~/.zsh.after/ 以下に設定ファイルを置いておけば、起動時に適用されます。毎回powerlineで起動するようにprompt.zshにこのコマンドを書いて保存しておきましょう。

ちなみにYADRを導入すると何もかもがVimのキーバインドになります。Vimをマスターしたい人には最適ですね。emacsのキーバインドにしたい人は ~/.zsh.after/ 以下に下記を書いたファイルを置いておきましょう。

bindkey -e

Vim の場合

Vimの見た目もとても使いやすくなりました。開発向けのプラグインが一通り入っているようなので、詳細は本家をご覧ください。

YADRは忙しい人に優しい環境だった

本当にあっという間に全てが快適になりました。勉強や仕事に追われて設定にこだわってる場合じゃない!という人はぜひご検討ください。

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