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私が考えるケーブルを綺麗に配線する 5 つのルール

Masato Kaneko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

弊社では、社内で日常的に利用する電子機器の配線が長らく整頓されておらず、見た目も使い勝手も良くない状態が続いていました。
事務所の床にいくつものケーブルがまるで蛇のように無秩序に這っている様子は、想像するだけで背筋が凍りついてしまうことでしょう。
本日は、実際に弊社内で配線 (特に電源) の整理を行う際に心掛けている 5 つのルールについてご紹介します。
今回ご紹介するルールは、電源配線の「見た目 (綺麗さ)」と「利便性 (使いやすさ)」の 2 つを追求するためのものになります。
この 2 つを達成させたいという方の参考になればと思います。
(電気的な安全性・安定性などについては、接続する機器の消費電力に基づいた電源の割り振り、配線の熱対策など、別途検討するようにしてください)

それでは、配線整理における 5 つのルールを以下にご紹介し、その後でそれぞれのルールについて詳細を補足していきたいと思います。

《ルール1》必要なケーブルを、必要な長さ、必要な数だけ配線する
《ルール2》電源タップ、AC アダプタ等、かさばるものは床に直接置かず、備品に固定する
《ルール3》滅多に取り外しをしないもの、頻繁に取り外しするものを分けて配線する
《ルール4》出来るだけ備品の縁 (ふち) に沿わせて配線を行う
《ルール5》出来るだけ目立たないように配線する

 

《ルール1》必要なケーブルを、必要な長さ、必要な数だけ配線する

これは、当たり前のことを言っているだけに見えますが、意外と当たり前のことが出来ていないことがあります。(実際に弊社がそうでした)
配線の整理を始めるにあたっては、まずは現時点での電源コンセント周辺の状態を確認してみましょう。
次の 3 つの観点でチェックしてみてください。

  • 必要のない機器 (必要のなくなった機器) が配線されたままになっていないか
  • ケーブルに余分な長さのあるものはないか
  • 余分な電源タップが設置されていないか

コンセントに接続されているのは、本当に必要であり、利用されている機器だけでしょうか。
必要のない機器 (必要のなくなった機器) が配線されたままになっていないでしょうか。
また、必要な機器であっても、ケーブルに余分な長さのあるものはないでしょうか。
電源タップについては、必要な数の差込口を持つものが、必要な数だけ設置されていますでしょうか。
これらのチェック項目を確認して、不要なものがあれば、すべて取り除くようにしましょう。
そして、余分な長さを持つケーブルがあれば、ケーブル自体の長さを必要な長さに短縮できないかどうか検討してみてください。
もしそれが難しいようであれば、100均などでも手に入る「ワイヤーネット」を利用して、余分なケーブルを絡めてまとめてしまうのも良いでしょう。

 

《ルール2》電源タップ、AC アダプタ等、かさばるものは床に直接置かず、備品に固定する

電源タップ、AC アダプタ等を床に直接置いてしまうと、どういうわけかそれだけで汚い感じが出てしまい、極端に見た目が悪くなってしまいます。(さらに、使い勝手も良くない)
ですので、電源タップ、AC アダプタ等を直接床に置いて利用することは止めましょう。
それらは必ず壁や机といったものに固定して利用するようにしましょう。
それだけでも見た目と使い勝手がだいぶ改善されると思います。

 

《ルール3》滅多に取り外しをしないもの、頻繁に取り外しするものを分けて配線する

テーブル毎に電源タップを配置するなどした場合、滅多に取り外すことのない機器と、頻繁に取り外しを行う機器を同じように配線してひとまとめにしてしまうと、使い勝手が悪くなってしまいます。
取り外しの頻度に応じて機器を分けて配線すると、使い勝手にあまり影響を与えずに、より綺麗に配線をまとめることができるのでおすすめです。

 

《ルール4》出来るだけ備品の縁 (ふち) に沿わせて配線を行う

これは、見た目に影響する細かいルールなのですが、元々置いてあるものが形作る線になるべく沿わせて配線した方が綺麗な見栄えになるようです。(経験上も実感しています)
ケーブルを敷設する際は、複数の配線はひとまとめにして、なるべく壁や家具などの縁に沿って配線しましょう。

 

《ルール5》出来るだけ目立たないように配線する

可能な限り、人目に触れないような場所に配線を敷設した方が、景観を損ねることがなく安心です。
しかしながら、個人的な考えではありますが、まとまりのない状態のケーブルを箱のような入れ物に一緒くたに入れて隠しておくタイプの配線整理グッズはあまりおすすめしません。
というのは、「見た目 (綺麗さ)」と「利便性 (使いやすさ)」の 2 つを向上させる目的で考えた場合には、あまり効果的ではないと考えているためです。
電源タップや AC アダプタ等のかさばるものは、なるべく目立たない場所 (机の天板裏や家具の後ろなど) に固定し、ケーブルは家具の裏を通したり、モールなどを利用して覆ったりすると良いでしょう。

さいごに

長くなりましたが、以上が弊社で配線を整理する際に実際に心掛けている 5 つの基本原則になります。
これらを心掛けて配線を行うだけでも大きく改善されると思いますので、ぜひお試しください。
具体的な配線方法や利用するグッズなどについては、また後日に機会があれば紹介していきたいと思います。

 

Featured Image by Johndan Johnson-Eilola – Cables (2006) / CC BY-NC 2.0

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