Eyes, JAPAN Blog > ExcelでCSVファイルを扱う際の注意事項

ExcelでCSVファイルを扱う際の注意事項

Misato Usui

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

csv

先日、林君が先頭のデータが文字列「ID」で始まる CSV ファイルを Excel で開くことができない問題について書いていましたが(http://support.microsoft.com/kb/215591/ja)、私も以前にCSVデータを大量に作成する機会がありまして、そのときにぶちあたった問題点を記述しておきます。いつか皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

 

フォルダ名のネーミングルール

フォルダ名に全角記号を使用すると、そのフォルダ以下のファイルがダブルクリックで開けない。(ファイルの属するアプリケーションのみ起動する)アプリ起動後であればファイルを開くことができる。

http://support.microsoft.com/kb/831628/ja

Windowsでは波ダッシュに全角チルダの文字コードが割り当てられられている(OSのVersionによって異なる)ため、Windowsで”~”の入力を行った場合、他のOSで文字化けが発生する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5

ExcelでCSV作成を行う注意事項

■文字コード

Excelでは文字コードUTF8は指定できない。(VBAを使えば可能)

■ExcelでCSV形式を保存する場合の注意

ExcelでCSV ファイル形式で保存を行うと、作業中のブックのセルに表示されているテキストと値のみを保存します。例えば小数点以下が10ケタ存在する値がセルに入力されていたとしても、表示形式により小数点以下が3ケタまで表示されていた場合は、4ケタ以下の値は削除されます。

ユーザ定義等で、マイナスの表示を▼などとした場合にも、保存されたデータはマイナス値ではなく、”▼3000″のような文字列が保存されます。パーセント表示なども同じですのでご注意ください。

http://support.microsoft.com/kb/216023/ja

などなど、ずらずらっと書きましたが、ExcelでCSVを扱う際にはこのようにたくさんの注意が必要です(いろいろありますが…)。知らずに保存してしまうと後でデータが違う!なんて事態になってしまうので、本当に注意してくださいね。

薄井(冬は鍋が一番)

Comments are closed.