開発
一次情報を読む
ishikuro
現在Ruby on Rails(以下RoR)を用いたWebアプリケーション開発をしています。RoRを使用したシステムは数年前から流行していますが、RoR自体もまた活発に開発が行われています。便利な機能が増える一方開発者は仕様変更に悩まされることになります。最近のスマートフォン向けAPIなんかも同様です。もはや紙媒体の資料を待っていると追いつきません。
会津大学付属図書館には毎月新着図書が届きます。学生の希望などで特定用途向けのAndroidの本が入っていましたが、Android 2.3が広く普及しているにもかかわらずAndroid 2.2 対応のものでした。RoRの本でも、最新の3.xに対応している和書は一冊のみでした。それすら最近の3.1のリリースで古くなってしまいました。執筆、翻訳、出版、図書館での入荷という過程を、開発は待ってくれません。
洋書はどうでしょう。オライリーなどはわりと早く改訂版を見つけられます。ただ、全て英語でレビューを探して立ち読みも出来ない状態でよさそうな本を決めなければなりませえん。これはハードルが高いです。さらにこれでさえも先週アップデートされたような機能は網羅できないのです。
つまり、昨今のこのような速さに追いつくには、公式のドキュメントを読む癖を付けなければなりません。RoRについて、devise、cancanのような追加モジュールの日本語の資料はネット上にも皆無といってよいほどヒットしませんでした。唯一見つかったのは公式マニュアルの邦訳のみです。
開発に携わる過程で一次情報を読む事の大切さを痛感しています。そもそもREADMEファイルでさえ目を通していない事が多いです。ただし、特にEyes, JAPANは最新の技術を使って物を生み出している会社です。だから最速の一次情報を読む癖は付けていかなければならないなと思っています。
担当:石黒