開発
コーディングスタイル
beko
プログラマはそれぞれ独自のコーディングスタイルを持っています。
コーディングスタイルとは、プログラムを組む上での空白、括弧、変数名などの書き方の方針であり、各々の美的感覚に合ったもの、信念に基づいたものを使用する傾向があります。
例えば私のコーディングスタイルは、以下のようなものになっています。
- タブ文字は使わない
- 1 行は 79 文字以内に収まるようにする (80 文字ルールの変化形)
- 行末の余計なスペースは全て削除する
- UNIX 改行コードを使う
- 関数名は多少長くても、処理の内容がある程度判るものにする
- 寿命が短い変数の名前は短くてよい
- コメントは極力英語で書く (英語の勉強にもなるし)
- 日本語コメントの場合も、句読点ではなくコンマとピリオドを使う
- コメントが名詞だけならピリオドはいらないが、文の場合は短くてもピリオドを付ける
- etc… etc…
時にこれが論争の火種になってしまい、昔からコーディングスタイルについては議論が絶えません。
しかし、プログラマはプログラムに関してはとても頑固なもので、なかなか決着はつきません。
そして結局は独自のスタイルを貫くことになることが多いです。
しかし、個人でやっている分にはどんなスタイルでもいいのですが、複数人でやっている場合はそうも言えません。
コーディングスタイルが統一されていないと、ソースコードに一貫性がなくなってしまうからです。
最悪、コードの可読性が下がってしまったり、気に食わないコーディングスタイルを修正したり、修正したコードを修正され返されたりします。
そういう理由から、複数人でソフトウェアを開発する場合には、共通のスタイルをあらかじめ決めておいた方が軋轢が減って良いと思います。
そして、様々なコーディングスタイルに柔軟に対応できてこそ、プロのプログラマだと思うのです。