この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
本日の写真はSIGGRAPH2004で、VRスイミング(
Swimming Across the Pacific: A Virtual Swimming Interface)をするEyes, JAPANの小熊です。これもある意味水泳なんでしょうか?
最近、ダイエットもかねて水泳にはまっています。週に4回、毎回1時間くらいは泳いでいます。休み休みなので一日500m泳ぐときもあればがんばって1km近く泳ぐときもあります。
元々水泳は好きだったのですが、耳栓をつけて世界から遮断され重力からも解放されて、自分一人の体だけで黙々と泳いでいると、息も上がり苦しくなるのですが、ある一定のレベルを超えると、まるで禅の修行をしてる様な不思議な気分になります。
水泳を始めてから、自分が体感した変化としては
● 寝起きが良くなった
● 心の落ち着きが生まれた
● 時間を有効に使える様になった
● ストレスが減った
● 味覚が敏感になった
● 痩せた(あくまでも健康的に)
があげられます。また水泳帰りに車の屋根をオープンにして夜ドライブすると、いつもより風を感じたり、見えなかった夜空の星が目に入ってきたり、町のノイズを感じたり、より感覚が研ぎすまされる気がします。結論としてはフィジカル面というよりはメンタル面での変化が非常に大きく感じます。
仕事をする上でも、「平常心」や「心の落ち着き」というのは経営者にとって非常に重要な要素かと思います。Eyes, JAPANでも常に高い平常心を保っているスタッフがいるのですが(彼はドイツのインターンの学生によれば「本当の侍」だそうです)、彼を見る度、いつも自分はまだまだだなと日々反省しています。
水泳を始めて感じた事は、最近、読んだ「禅とオートバイ修理技術」
にも通じるところがありました。古い本なのですが非常に面白かったです。ぜひ読んでみてください。
以下引用
「実は家にね、どんな分野の技術解説書にも改善の道を開くとっておきの使用説明書が置いてあるんだけど、それにはまずこう書いてあるんだよ。『日本製の自転車を組み立てるには心の落ち着きが肝要である』とね。」
「実際、心の落ち着きというのはうわべだけのことを言っているんじゃない。」と私は説明を続ける。「それは全体にかかわってくる。メインテナンスをよくすれば、心に落ち着きが生まれる。だが、逆にメインテナンスを怠れば、心は乱れる。機械がよく動くというのは、心の落ち着きがそこに具現化していることなのだ。メインテナンスをしているときに、もしこの落ち着きを持たなかったならば、おそらくはその間に自分の個人的問題をその機械そのものにとりこんでしまうことになる。」
「禅とオートバイ修理技術—価値の探究 」ロバート. M. パーシグ)
「禅とオートバイ修理技術—価値の探究 」
担当:山寺
p.s. Eyes, JAPANでやっているmocapdata.comのサンプルムービーをYouTubeに掲載してみました。かなりいい感じなのでぜひ見てみてください!
mocapdata.comサンプル一覧