JavaScript Ninjaの極意 ライブラリ開発のための知識とコーディングという本を個人的に購入しました。
jQueryの開発者John Resigの書いた”Secrets of the JavaScript Ninja”の日本語訳バージョンです。

JavaScript(JS)を知るとはどういうことか、考えを改めるきっかけになる本です。

JSを知るとは、すなわちブラウザを知り、ユーザーインタラクションを知るということです。
本書にもしょっぱなからクロスブラウザの話題が登場します。

JS（とHTMLとCSS）は、（残念ながら）ブラウザの種類とバージョンによって異なる動きをします。
それぞれのブラウザの癖を把握していないことには、JSは言う事を聞いてくれません。
これはフロントエンド開発が敬遠される理由の一つだと思います。

また、JSはユーザーの操作（＝イベント）によってのみ動きます。
あなたの作ったwebページにアクセスするのは、お行儀の良いユーザーばかりとは限りません。
送信ボタンは連打するし、とんでもないスピードでスクロールするし、隙あらばXSSで突っついてくるのがユーザーというものです。

ユーザーインタラクションが関わる部分は常にバグの宝庫です。
順序制御や禁則処理はいつでも頭に入れておかないといけません。

しかし、慣れてくるとコーディング前にデザインを見た段階でどこがバグの元となるかなんとなく分かるようになります。
そうやってあらかじめバグを受け入れられる体制でコードを書いておくと、
いざバグが発生しても被害を最小限にとどめる事ができます。

ブラウザの癖を理解し、JSを手なずけ、ユーザーにストレスの無い体験を提供すること。
これがフロントエンド開発の面白いところだと思っています。

そんな面白〜いフロントエンド開発、あなたもチャレンジしてみませんか？
フロントエンド開発なら自分に任せて！という熱意のある方は、是非Eyes, JAPANへお越し下さい！

担当：八幡（切実に）