開発
2012/10/30
D言語の新しいalias宣言の構文
mima
D言語のコンパイラであるdmdは、日に日に変わっていきます。
最近では、コミットが無い日が無いんじゃないかと思えるほど、更新されています。
多くのコミットは、バグフィックスであったり、些細な変更であったりします。
が、最近割と大きな変更があったので、紹介します。
今まで、alias宣言は以下のように書かれていました。
alias int MyInt; MyInt t;
この書き方は、aliasする内容が長くなると見づらいなどの欠点があります。
alias Tuple!( int, "x", int, "y", bool, "visible", ) Sprite; // まるで、いにしえのC言語の構造体の様だ・・・
そこで、新しく、代入のようにかけるalias宣言の構文が追加されました。
alias Sprite = Tuple!( int, "x", int, "y", bool, "visible", );
「aliasは型変数への代入」と考えると、わかりやすいですね。
この構文は、dmdの次のバージョンであるv2.061で使えるようになる予定です。楽しみですね。
今回のような大きな変更は、今となっては珍しいですが、やはりワクワクします。
CTFEも、早くDon先生によって改善されて欲しいですね。
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担当:美馬(Codelogyにも書きましたが、ctpg v1.0.0をリリースしました!)