医療コラム
2012/5/22
埋め込み型人工心臓が国内でも活躍
nagamine
今まで、心臓移植以外に究明の手段がない末期の心不全患者に対し、移植を受けるまでの橋渡しとして補助人工心臓が使われていた。
この補助人工心臓は、小型化が問題とされており装置の一部が体の中へ埋め込むものであった。この補助人工心臓を使うことでおこる弊害として、感染症が起こってしまうことや生活の障害となる問題があった。しかし、今回完全埋め込み型人工心臓が東北大学 石山和志教授(磁気工学)らの研究グループが、世界初となる完全埋め込み型の補助人工心臓の実現に向け、磁気で稼働させるワイヤレスの小型ポンプ開発に成功したと発表した。この装置は患者の心臓を残したまま、装置と心臓を人工血管を利用してつないで使用する。今後、この完全埋め込み型人口心臓が導入されると、今まで障害を背負ってきた患者たちが苦労してきたことの一部が解消されていくと考えられる。