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“Creating Shared Value”による価値創造

Junichi Fujinuma

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

5月からEJに入社した藤沼です。宜しくお願い致します。
会津大学卒業後、携帯キャリアと外資系コンサルに計7年ほど勤務し、EJにJoinしました。
労働環境や業務内容もガラリと変わり、新鮮な毎日を過ごしております。

初の寄稿にあたり20ほど話題を考えましたが、敢えて技術系とは毛色の異なる内容を書きます。

CSRの一般的なイメージ

皆さんはどこかでこの言葉を聞いたことがあるでしょう。
“Corporate Social Responsibility”の略で、日本語では「企業の社会的責任」と訳されます。
企業によっては「CSR推進室」の様な組織が設けられているところもありますよね。

では、皆さんはCSRという言葉から具体的にどのような活動を想像するでしょうか?
「ボランティア」「清掃」「募金」といったワードを思い浮かべる方が少なくないと思います。
こういった活動はある一定の社会的意義があるものの、「企業活動そのものとはトレードオフの関係にある」というのが、いままで(なんとなく)抱かれていた印象ではないでしょうか。

CSVという新たな考え方

実は欧米ではCSVという新たな考え方が広まっており、これが本記事で紹介したい内容です。
これは”Creating Shared Value”の略で、アメリカの経営学者であるマイケル・ポーター教授が提唱したものです。経営用語の”5 Forces”や”Value Chain”といった言葉を広めた人物としてご存じの方もいらっしゃるでしょう。

CSVは日本語では「共通価値の創造」と訳され、人によって解釈は微妙に異なるかもしれませんが「企業活動を通して社会的な価値を創造することが、社会貢献につながる」というのが私の解釈です。もう少し噛み砕いて「企業が持つ特徴や強みを活かして、社会に価値をもたらすこと」と言っても良いでしょう。

この説明だけでは分かり辛いと思いますので、一本の映像を紹介します。
提唱者のマイケル・ポーター氏がTEDで「なぜビジネスが社会問題の解決に役立ちうるのか」というタイトルでプレゼンを行った際の映像です。

最後に

CSVという概念、いかがでしたでしょうか?

私がCSVの考えを知ったのは今から数年前ですが、それまで経験してきたCSR活動が、その企業や組織が行うに適したものなのか振り返る様になりました。
CSRの概念そのものは重要であり否定するものではありませんが、「もっと本質的に取り組むべき活動があるのではないか?」と考えるようになりました。
これはあくまでも私なりの解釈ですので、皆さんは異なった解釈をされたかもしれません。

会津若松に拠点を構え、国際色豊かで多様なバックグラウンドを持つ人材を抱えるEJ。
私も早く「EJらしいCSV活動」を遂行できるように日々の業務に励みたいと思います。

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