この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは、休日は温泉でのんびりしていた担当の目黒です。
週末は雨に見舞われていましたが、明日からはお天気も回復傾向です。
前回のblogでも書きましたが、私の今の仕事は医療市場についての調査をしています。
この前のblogを見てくださった社長から医療ニュースの紹介を設けてほしい、ということで今回から毎週月曜が私の担当となりました。
今後、病気や保険、医療機器などの様々な医療ニュースを紹介したいと思うので、よろしくお願いします。
最近の医療ニュースは多剤耐性菌関連が多く取り上げられています。
厚生労働科学研究班は病床数が200床以上の全国の病院にアンケート調査した結果、多剤耐性アシネトバクターを検出した病院は92病院で、全体の11.9%ということがわかりました。
この調査は2007年から実施されていて、アシネトバクターが検出された患者の推移は07年51人、08年81人、09年97人と微増ではありますが年々増加傾向にあります。
この様なニュースが飛び交っていると、いつ自分に降り懸かるかわからないと危惧してしまう人もいると思います。・・・と、これは日本人的な考え方なのでしょうか?(笑)
今回は生命保険についてご紹介したいと思います。
生命保険文化センターが2009年末に調査した「生命保険に関する全国実態調査」によると世帯年間保険料は45万円であることがわかりました。
生命保険のピークは1997年でその時と比べると3割強減ってはいますが、年収に占める比率は97年10%から09年は9%とわずかにしか減っていないというのが現状です。
国内総生産に占める比率は07年日本で7.5%、アメリカで4.2%と日本が大幅に上回っているのがわかります。
保険料が高いのはその分保障が厚いからと言われがちですが、大切なことは同じ商品だとしても保険料は保険会社によって全然違うということです。
保険料というのは保険金や給付金の支払いにあてられる「純保険料」と、保険会社の経費や利益になる「付加保険料」とがあります。今まではその二つの保険料の比率は不透明だったのですが、08年にインターネット生命保険会社の「ライフネット生命保険」が比率を公表しました。
こういった保険会社の開示があることで家族の保険をより良く改善することができ、掛け過ぎていた保険料を貯蓄や投資に回すことも可能になります。日本では大手の保険会社なら多くの保険料を払っているから安心という傾向にあるので、大手保険会社も情報公開をし、保険会社の比較がしやすくなるように整備する必要があると考えられます。