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EC2 と GAE (Google App Engine) の比較

nihei

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

現在進んでいるプロジェクトでは、不特定多数のユーザに使用してもらうことを想定しています。
その為、急激なユーザの増加があった場合に備えて高いスケーラビリティを持つ必要があります。

弊社では、自社サーバを持ちサービスを展開していますが、自社サーバでこういったスケーラビリティを確保するのはそう容易ではない為 (もちろんできることはできますが)、提供されているクラウドサービスを使用するという方向で動いています。
使用を考慮しているクラウドサービスは、今のところ EC2 と GAE (Google App Engine) です。
簡単に調べた違いだけでも紹介したいと思います。

基本的な違い
EC2 GAE
種類 IaaS PaaS
自由度 ○ (ほぼ何でもできる) × (厳しい制約がある)

  • 使用言語の制約(only Java & Python)
  • 使用ライブラリ
  • DBが特殊 (Google独自のDB、非RDB)
容易性 × (基本、構築から分散まで全部自力)

  • ロードバランサ管理
  • 構築管理
○ (構築は必要なし、分散は自動)
移植性 × (環境が特殊なため)
その他 ×レイテンシが大きい ×急なアクセスには起動に多少時間がかかる

基本料金

GAE: 一定量無料

EC2: 下記記載

料金 (ドル/時間) インスタンス数 CPU ディスク (GB/instance)
Small 0.1 1 32bit1Core 160
Large 0.4 2 64bit2Core 850
Extra Large 0.8 2 64bit4Core 1,690

従量課金

単位 単価 (EC2) 単価 (GAE)
アップロード 1G $0.10 $0.80
ダウンロード 1G 0 10T: $0.17 $0.10
10 50T: $0.13
50 150T: $0.11
150T : $0.10
CPU 1 hour $0.1
データ 1G $0.15

以上が、簡単な比較となります。
今後、サービス選択の為に、具体的な処理とアップロード・ダウンロードを当てはめて数字を出して比較したいと思います。

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