デザイン
「Appleっぽく」の罠
gyoda
先日弊社の技術顧問の杉本真樹先生がAppleのページで紹介されまして、デザインなどをチェックしておりました。
https://www.apple.com/jp/30-years/2010/
Appleのページのほとんどの構成は右、左と左右にコンテンツを素材を振り分けながら大胆な余白と、美しいプロダクトを見せています。
Appleメソッド(今名付けてみた)というべきビジュアルデザインの手法の一つとして昇華されていますね。
1.シンプルに
2.フラットに
3.左右に振り分けて
この3つが大きな要素でしょう。
で、このAppleメソッド、使っているサイトはいっぱいあって…
http://b.hatena.ne.jp/guide
例えばはてなのこのページ。
Appleのサイト見た後だと、なんでしょうこの「うーん…」という感じ。溢れ出るパチもん臭からのフラットデザインしておけばいいだろ感を全身で感じます。
はい、言いたい放題です。私はストレスでも溜まっているのでしょうか。年度末進行が私の精神を乱したのでしょうか、心の傷薬が必要なのでしょうか。
…と冗談は置いてといて、どこがどう違うのか検証していきます。
【1】ジャンプ率が弱い
はてなの方は文章タイトルと本文の大きさに差が無いのでのっぺりします。
Appleは文字と本文、コンテンツの大きさに差が有り、空間性が強調されています。
参考)http://d.hatena.ne.jp/dezapla/20110521/p4
【2】イラストがシンプルすぎる
はてなの方はページの雰囲気にあったイラストながらも、説明を主としたイラストなので、シンプル性と伝えたい情報がミスマッチしている印象を受けます。
一方Appleでは人物の写真やプロダクトのクオリティが高く、洗礼されているのが解ります。
【3】ページに空間性がある
iOS7らしいフラットなUIがありつつも、写真やレイヤー構造でAppleのページは「フラットなのに奥行き」があります。はてなは一切空間性はありません。
パっと見ただけでもこんなところがあります。
1.シンプルに
2.フラットに
3.左右に振り分けて
という額面のまま受け取ったAppleメソッドを使うと、結果的にクオリティの差が如実に出てしまいます。
気をつけましょう。