この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
先月の 30 日と 31 日にモスクワで開かれた PHDays CTF (Positive Hack Days CTF 2012) に参戦してきました。
参戦
と書いたのは Visitor (見物客)
としてではなく、Participant (参加者)
として参加したからです。:)
私はこの Eyes, JAPAN のアルバイトスタッフとして、ネットワーク・システム管理班で何年か働かせて頂いていますが、実のところ、当初の興味はコンピュータのセキュリティ分野でした。
しかしながら、セキュリティというのは特に日本では独学だけで知識をつけていくのはなかなか難しく、自分で何をすれば良いのかが分からなかったので、今まではその次に興味のあるネットワークやサーバ関連の勉強や仕事をしてきました。
もちろんある程度は独学でセキュリティ関係のことを突き詰めてはいましたが、人にアピール出来る程ではありませんでした。
そして今年に入ってから、DEFCON Japan Meeting に参加したのがきっかけで、筑波の SECCON CTF に参加したり、今回の PHDays CTF に参加したりと、だんだんとセキュリティ分野に進み始めるようになりました。
今回参加した Positive Hack Days CTF 2012 というのは、有名な DEFCON CTF に並ぶ CTF (Capture The Flag) の世界大会の決勝です。
本当ならば、予選を勝ち抜いたチームしか参加出来ない今回の決勝ですが、私たちのチーム Tachikoma は日本の学生チームの代表として特別枠で参加させて頂きました。
当然ながら他のチームは今までで他の CTF にも何度も参加して勝ち抜いてきたような強豪ばかりでした。
しかしながら、そんなチームと対戦出来るなんて滅多にないことなので、非常に価値のある経験をさせていただいたと思っています。
実際に今回参加して、とても多くのことを経験し、学ぶことが出来ました。
おかげで今後は胸を張ってセキュリティ分野に携わっていると言えそうです。
モスクワでの出来事をこの記事に事細かにまとめたいのはやまやまなんですが、ここでは詳細には触れることは出来ませんので、今後の抱負を書いて締めようと思います。
今回 CTF の世界大会に初めて出場して、社会人チーム相手に 12 チーム中 9 位という成績でした。
正直なところ、もう少し頑張れたかなとも思いますが、今回が初めてだったのでしょうがない部分もありました。
しかし今回出場したことによって多くのことを学べたので、次回はそれを生かしてもっと上位を狙っていきたいです。
Author: Masato Kaneko