カメラ
トイカメラのススメ
ambo
みなさんデジカメよりもトイカメラ、いかがでしょう。
唐突ですが。
デジカメは確かに楽です。
ピントもすぐ合って、露出、色調補正。ほとんど自動でできますね。
しかしデジカメの、便利な機能を時に忘れて写真を楽しむのもまた一興かと思われます。トイカメラでは、普通のフィルムカメラでもあるような機能が無くてとても面白いです。デザインもかわいいものがたくさんあります。
先日、近くの中古屋でblackbird, flyの限定色を見つけ、即購入しました。5250円でした。
blackbird, flyは二眼レフという種類ですが、一般的な二眼レフと違い普通の35mm写真のフィルムを使用します。撮影フォーマットは専用のフレームを使用することで、”一般的な35mm”, “24mmスクエア”, “パーフォレーション(フィルムの穴)まで写すフルサイズ”の3パターン選ぶことができます。そのほかの機能としては、絞りが2段切り替え式 (F7/F11)、バルブモード搭載、外付けフラッシュ用ホットシュー搭載といったぐらいで、必要な機能だけに絞ってあります。また、多重露光 (フィルムを巻かないで連続してシャッターを切ること)が可能なので、ちょっと不思議でおもしろい写真が撮れます。……間違って撮ってしまうこともあります。
二眼レフの最大の魅力はその撮影スタイルにあります。二眼レフは普通のカメラと違い、ファインダーが上についているので、写真を撮るときにはお辞儀をしたような姿勢になります。シャッターもボタンではなく、レンズの脇にある小さなレバーをカシャンと引くだけです。おおよそ一般的なカメラの撮影スタイルとは大きく違うので、たとえば人を撮影するときには相手が緊張しないので、自然な感じに撮ることができます。
フィルムを使用するトイカメラでは当然のごとく撮影枚数に制限がありますが、その制限から写真を一枚一枚大切にとっていく緊張感が生まれます。そうやって厳選されて取られた写真は、デジカメとは違うアナログな雰囲気で現像されるので、より思い出として強く残すことができるのではないでしょうか。
みなさんデジカメよりもトイカメラ、いかがでしょう。