この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
Windows は「パソコン」だけでなく、様々な場所で様々なものに組み込まれて使われています。たとえば、コンビニのATM・スーパーのレジ・時刻表の電光掲示板・携帯電話・カーナビなどがあります。パソコンのOSをそんな場所に使って大丈夫なのか?と問われると、返答に少し困ります。ただ言えることは「Windows インストールしてアプリケーション作っただけ」の機器は信用してはいけないということです。その理由として、Windows の標準設定(デフォルト)では、「余計なお節介・老婆心」として様々な機能が有効になっており、機器開発者が明示的に無効にしない限り動き続け、それらの機能にプログラムミス(バグ)や設定ミスによるシステム乗っ取り・破壊の手段(脆弱性)が存在する場合があることが挙げられます。(実際、Windows Embedded ベースのシンクライアントが SNMP サービスの脆弱性でウイルス感染し、Flash ROM に巣を作られた事件が有ったり無かったり。。。)
というように、Windows は身の回りで生活を支えてくれています。今日の写真は開発の現場を支えてくれる Windows 2000 です。何の変哲もないテクトロのオシロスコープですが、中身は Windows 2000 で動いています。そのおかげで、データのやりとりがとても楽に行えるだけでなく、ふつうに文章編集・Webブラウジング・CD-Rライティングなどもできてしまいます。ただ、PC と並行して使っているとマウス・キーボードが2セット並んでしまい場所を食うので、ここはWindowsの強みを生かし、「Synergy」を使って PC の入力デバイスをネットワーク越しに共有させています。
担当: 衣川 (「デジタルオシロは使いにくい」と思っていたが、使いにくいのは最初だけだった 担当)