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今でこそその他大勢のメーカーの1つに数えられますが、その昔NECは
PC-9800シリーズというパソコンを販売していました。98は国内で圧倒的なシェアを長い間維持し、ビジネスやホビーなどあらゆる用途に活用されました。今でも展開されている「VALUESTAR」や「Lavie」シリーズはこの時代から続いているものです。
しかし、現在の主流である廉価で拡張性の高いPC/AT互換機が市場に現れ、独自規格による優位性を保てなくなった98は徐々に姿を消して行きます。そして2003年に受注終了となり、もはやレトロPCの部類に属するようになってしまいました。
ところで、NECは1997年にPC98-NXというブランドで自社製AT互換機の販売を開始しました。「New eXcelent」を謳ったこのシリーズですが、かなり前から「PC98-NX」という名前を付けなくなったのでやめてしまったのかと思っていたら、業務用モデルでは継続しているようです。在りし日の面影を残す名前を冠したマシンを見るのも感慨深いものです。
担当:真水 (老スペック友の会)