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《私が思う》東京近郊から会津に移り住むメリット・デメリット【後編】

kojima

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

都会暮らしを脱出して優雅にのんびりと暮らしたい!…なんて思うときありますよね。暑さが続く東京の方からそんな声がする気がするので、会津移住をオススメさせて頂きます!前編では会津の魅力とメリットをご紹介しましたので、今回の後編では会津に住むとここが大変!という、後編「デメリット編」をお届けしたいと思います。良い部分ばかり伝えていてはフェアではないのできちんとデメリットも伝えるべきだという思いで書いております。会津の方、怒らないでください…!

↓前編はこちら↓
「《私が思う》東京近郊から会津に移り住むメリット・デメリット」【前編】

会津の魅力いっぱいのメリット編をできるだけ読んでくださいね!そしてこの記事は個人の感想なので、「ふーんそうなんだ」くらいにして、あまり深く受け止めないことをオススメします^^;


さて、今回の本題【デメリット編】はテーマを5つに絞り、楽しむコツや回避法を一緒にお教えします。デメリットといっても大変に思うのは引っ越して1年目のとき。コツをつかんだり「そういうものね」と理解してしまえば乗り越えられるものばかり。工夫次第で楽しく過ごせます。

東京近郊から会津に移り住むデメリット5選


1. 冬が長い

会津の冬はとても長いです。12月に雪が降り初め、3月まではほぼ毎日(大袈裟?)と言っていいくらい降ります。関東圏にお住まいの方には、「え?また降るの!」という衝撃の日々が続きます。初めは嬉しいのですが、3日も続くともういいよ!という気持ちになります。ちなみに今年は桜が咲いてからも雪が降りました…


【楽しむコツ】冬のレジャーに励むのが、冬を楽しく過ごすいい方法です。会津の周辺には2,30分ほどでいけるスキー場(しかもかなり大きい)があるので、仕事帰りにスキー!なんてことも可能ですよ。ナイターもあるので、ウィンタースポーツ好きにはたまりません。ワカサギ釣りができる湖なんかもありますよ。また、家の中ではコタツに入りながら手芸なんていかがでしょう。ゆっくりとした時間の中で手作り小物づくりに打込めば、春には大作ができるかも…?

◆星野リゾート アルツ磐梯スキー場
http://www.alts.co.jp

◆檜原湖(ワカサギ釣り)
http://www.wakasagi-tsuri.com/hibarako/


2. 交通の便があまり良くない

会津は四方を山に囲まれています。冬は雪で道が閉ざされてしまうことも。新幹線は「郡山」(東京から80分程)までしか通っていないため、そこから磐越西線に乗り換えて1時間程かかるので若干不便に感じます。各駅に停車するので余計にこの1時間が結構長く感じます。東京から会津にこられるお客様は「出張で来るとこではない」とよくこぼされています。


(写真は大内宿です。ネギ蕎麦が有名)

【楽しむコツ】

会津⇆東京間は高速バスがオススメです。会津と東京(新宿など)を結ぶバスは1時間に一本くらいの間隔で出ているので、うまくいけば新幹線+電車より有利な場合があります。バスの乗車時間は大体4時間くらい、電車の乗り換えが上手くいかない時は同じかそれよりもかかる事も。高速バスなら片道の料金が早割ならなんと2,500円!くらいと破格です。
東京から会津に自家用車でこられる場合は高速の途中下車?もオススメです。高速を降りて、日光あたりから下道で行ってみるのもいいですよ〜。大きな杉並木の街道を抜けたり、途中の温泉に寄ったり、大内宿を経由して会津を満喫。風光明媚な景色に心癒されましょう。「会津は出張にくるところではない」というのは「遊びでくるなら是非」ってことですよね?笑

◆さくら観光(白虎ライナー)
http://www.489.fm
◆夢街道会津号
https://www.kousokubus.net/PC/rail/index02.html


3. 流行がわからなくなる(個人的に仕事に影響がある)

流行がわからなくなると同時に刺激が少ないです。目に入る情報が少ないんですね。これはクリエイターにとっては結構致命的です。私はデザイナーなのでこれが一番キツいです。東京近郊では電車にに乗ればポスターや広告が自然に目に入りますし、おしゃれなお店もテレビ番組やCMのクオリティも全然違います。流行を捉えた制作物というのは目につきやすいですし流行だけでなく新しい技術や表現を取り入れて発信していかなくてはなりません。セミナーに参加しづらいのもどうにかしたいもの。東京では仕事を終えたあとに行けるセミナーや毎週通いで受けるセミナーが充実しておりそれに参加できないのでとても悔しいです。


(写真はb Preseさんの『しぶいち漆グラス』※グッドデザイン賞受賞)

【楽しむコツ】

これはすごく個人的な問題なので、流行はあまり気にしないという方には全く問題ないです。喧噪から離れておもいっきり美しい自然や歴史を感じましょう。
この美しい自然を見るというのを私も大切にしています。ここでしか撮影できない四季の美しい写真を撮りためて素材集として活用するようにしています。
また、Eyes, JAPANの特徴でもある「海外スタッフと一緒に働く」という環境が、東京だけでなく広く海外へ目を向けることに繋がっています。東京にいた時よりも、ネットでの情報収集をマメに行うようにし、東京に行った時は目を皿にして情報を得ましょう。欲しい物はネット通販をいっぱい活用しましょう。
ちなみに会津にも素敵なお店が沢山ありますので、あまり心配なさらないよう^^ 伝統工芸を新しいスタイルを取り入れてみるという動きも盛んで目新しく映ること間違いなし!

【オススメのお店】
◆ b Prese
http://www.rakuten.ne.jp/gold/bprese/
◆ TARO CAFE
http://www.taro-cafe.com


4. 車社会にどっぷり

東京では車を所有するって大変ですよね。道は狭いし、維持費や利用頻度を考えると「いらない」という選択肢を選ばれる方は多いかと思います。会津でも車なしで生活することは可能ですが、ぐっと行動範囲は狭まくなってしまいます。電車は遠出するために乗るものなので、駅周辺はそんなに賑わっていないのが東京の人にとっては不思議に映ると思います。本数もそこまで多くないので、だったら車で移動しちゃうという方が大半です。車は便利でいいのですが運動不足に陥りがちで、しかもガソリン代が高い!会津は関東と比べて10円/ℓ程プラスされた値段です。やはり輸送費がかかるのかもしれません。そして、また冬は道路が凍結して滑るので十分注意が必要です。また、車につもった雪を片付けるため、冬は早起きが必要です。


【知っておこう】

冬の道路は凍結します。凍結によるスリップの原因はスピードの出し過ぎにありますので、ゆっくり走りましょう。ブレーキはポンピングブレーキを心がけ、一気に踏まないようにしましょう。車に積もった雪を降ろす時間が毎朝必要なので、3~40分早起きしましょう。また車を駐車する際はワイパーを必ず立てましょう。雪に埋もれてゴム部分と窓が凍ってはがれなくなります。雪かきグッズは絶対買いましょうね!

◆会津の必需品「雪かき棒」(車の雪下ろしに使います)
http://item.rakuten.co.jp/auc-gardenstone/13062004/


5. 会津の人は冷たい?

会津の人はよそ者に冷たいような気がしました。地域の繋がりが濃く、かなり閉鎖的。ならぬものはならぬ精神が脈々と息づいているのがなんとなく分かります。
私の場合はEyes, JAPANが大変オープンな会社なので大丈夫でしたが初めは大変かもしれません。



【知っておこう】

会津の三泣きって知ってますか?「会津に来たときはその閉鎖的な人間関係に泣き、なじんでくると人情の深さに泣き、去るときは会津人の人情が忘れ難く泣く」という言葉があり、会津の方の気質を表しています。あなたもきっと冬がくると分かります。雪で車が立ち往生したときに、わらわらと集まってきて助けてくれる周囲の人にきっと驚くはず。会津の人はとても優しいのです。

◆会津の三泣きについてふれているページ
http://www.pref.fukushima.jp/fui/aizu.html


いかかでしたでしょうか。大変な部分がわかってしまえば事前に対処もでき、楽しんで暮らすことができるはずです。
会津暮らし、いいなと思ってくださった方が一人でもいれば幸いです。

小嶋(夏を精一杯謳歌中)

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