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ケーブルの先に何があるのだろうと考えるのはワクワクしますが、ケーブルの入り口について考えてみましょう。
ケーブルの両端には通常、コネクタが付いており、接続・取り外しを容易に行えるようになっています。
身近にあるLANケーブル (UTP) を見てもらうと、プラスチック製のコネクタに8個の電極が付いているのが分かるとおもいます。
このコネクタは、RJ45という規格のコネクタで、主に通信用に用いられるコネクタです。
電話線にも同じような形状のコネクタを見たこともあるのではないでしょうか。
さて、ケーブルを伝わる信号にとってはこのコネクタ部分を通過することは、河川で言うところの「滝」を通過するようなものとなります。
滝といえども、10cmの滝から50mもの高い滝があり、コネクタを設計する際にはなるべくこの滝の高さを低くするように作られています。
しかし、いくらコネクタの作り手が滝を低く作っても、コネクタをケーブルに装着する際にケーブルの処理を上手
に行わないと、折角低くした滝を台無しにしてしまうことがあります。
例えば、先ほどから例に挙げているLANケーブルですと、ケーブルのよりをほどく長さは0.5インチまでという決まりがあり、それを違反すると、ケーブルの距離を伸ばしたりして、信号の強度が低下した際に通信内容を受け手が読み取れず、通信速度の低下や通信が不可能な状態に陥ってしまうことが有ります。
日頃LANケーブルをいじめていませんか?(いすで踏んだり、コネクタがとれかかっていたり…)
担当: 衣川 (通信できないときは、まずケーブルを確認!)