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Bokeh through the lens

Eyes, JAPAN Blog 編集部

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

今年になって、ちょうど1月のポンド安の時期にイギリスからLeica M8というデジタル・カメラを購入しました。私自身、amazonで気になる写真集を頻繁に購入したり、美術館や博物館には良く行くので、いつかきちんとした本格的なカメラが欲しいと思っていました。撮影技術に関しては全く知識はなかったのですが、最近少しずつ自分なりに写真を撮りためています。魅力的なレンズはやはり非常に高い!ですが、人間の目より明るいF 0.95って光学的にもすごいですね、ちなみに私はSummarit-M 35mm F2.5を使っています。

以前はいわゆるコンデジを使っていたのですが、風景や対象物全てにピントが合ってそのままその場の空気を写実的に切り出すパンフォーカスではなく、自分の意志や気持ちが投影できるいわゆる「ボケ」の効いた写真を撮ってみたいなという気持ちが強くなってきたため、いくつかの候補はあったのですが、結局、一眼レフでは無くレンジ・ファインダー式で、豊富なレンズ資産を持ち、ふわっとした素直なボケ味や、独特の空気感を描写できると感じたLeica M8に決めました。

L1000734.jpg
(今日の鶴ヶ城の桜/クリックで拡大/Leica M8+Summarit-M 35mm F2.5)

ところで「ボケ」とは何でしょうか?これが調べてみると意外に奥が深い事が分かりました。

以下Wikipedia (ボケ (写真))より引用:
> 写真のボケ(ボケ:Bokeh)とはレンズの効果によって意図的にぼかした
> 部分のこと。主たる被写体にはピントが合っていることを前提としており、
> 特殊なレンズ等で滲みの効果を得る「ソフトフォーカス」や、主たる被写体
> にピントがあっておらず、ことによると写っているもの全部がぼけている
> 「ピンボケ」とはまったく異なるものである。
>
> ボケと文化
> 古くより、写真において、ボケによる表現をもっとも好むのは日本人であり、
> 他の民族はそのようなテクニックをほとんど用いないといわれてきた。
> これは、伝統的な欧米芸術の多くが、風景そのものを写実的に、かつ隅々
> まで描写することが原則であった(空気遠近法という一種のボケ表現もあっ
> たが)のに対し、日本人は、たとえば、禅画における空白の効果や、狩野派
> などにおける「雲」による背景の省略など、西洋画とはまったく違った手法
> の絵画を描いてきた。ここには「ボケ」を表現として好む日本人の美意識と
> 共通するものが感じられる。英語で”Bokeh”という単語が用いられるように
> なったのは「遅くとも2000年から」と英語版(en:Bokeh)にあるので、
> きわめて新しい表現手法として受け止められていると考えられる。

「ボケ」という手法が日本独自の文化だった事は初めて知ったのですが、非常に面白いコンセプトだとおもいます。

ちなみに、以下が私の特に好きな写真家です。

いつの日か上記の写真家の様に味のある写真が撮れれば良いな〜と思う今日この頃です。。。

担当:山寺
p.s. 実は高校の時は写真部でした。暗室でも良く現像しました。ああ懐かしい。

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