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JavaScriptが動くこどもOS「IchigoLatte」

shimizu

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

今日は、JavaScriptでプログラミングを学ぶことが出来るIchigoLatteを紹介します。IchigoLatteはこれまで取り上げてきたIchigoJamの兄弟分であり、本格的なJavaScriptの学習に使ったり、IchigoJamと同様に各種センサーなどのハードウェアを使った電子工作も楽しむことが出来ます。

IchigoLatteは、IchigoJamと同じハードウェアで利用できるように設計されており、IchigoJamの基板にファームウェアとして書き込むことで使うことが出来ます。また、最初からIchigoLatteが入った専用デザインのIchigoLatte基板も提供されています。こちらはブラック基調のデザインになっていて、なかなかカッコイイです。組み立て済完成品と一部ハンダ付けが必要なプリント基板ハーフキットの形で提供されていて、私はハーフキットの方を入手しました。キットと言っても多くのパーツは表面実装部品で、あらかじめ基板に取り付け済みだったため、コネクターやスイッチを数点ハンダ付けするだけで完成しました。

IchigoLatteは、IchigoJamと比べると次のような特徴があります。

  • 使える言語はJavaScript(IchigoJamの場合はBASIC)
  • コマンドを実行するシェルと、プログラムを編集するコードエディタが分かれている
  • PanCakeMixJuiceなどの拡張基板は、IchigoLatteでも使える
  • プログラムを2つ以上保存するには、別途EEPROMが必要(IchigoJamの場合はCPU内に4つ保存できる)
  • 専用基板上には、ユニーバーサル基板として使える領域が用意されている

搭載されているJavaScriptの仕様と特徴としては以下のような構文、機能が使えます。(公式サイトから引用)
小型コンピュータとしては十分な能力を備えていますね。

* var
* function, return
* if-else
* while, break
* number literal
* string(“”) literal
* =, +, -, *, /, ==, !=, , %, =, !
* , ;
* { }
* new, this
* //
* +, – as immediate value
* multiple var
* try-catch, throw
* >>,<<,&,|,^,~
(中略)
* new された object が持てるメンバは最大4つ。
* 変数に関数の代入可能。
* 深刻な構文エラー、実行時エラーなどはLED点滅後ハードリセットします。
* 今のところNumber型は32bit整数。
* メソッドチェーン動きます。
* setTimeout的な仕組み setTout あります。
* try-catch, throw あります。
* 配列あります。
* 無名関数が動きます。
* GPIO,UART,I2C を用いたハード制御が可能です。
* メモリを直接読み書きできます。

言語がJavaScriptということもあり、IchigoJamとは一味違った気分で制作を楽しめそうです。実はだいぶ前に入手したものの、IchigoJamの方で色々試したりするのに掛かりきりになって、まだあまり触れていません(^^;)が、今後様々な使いみちにトライしていきたいと思います。

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