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After Effects、「スライダ」が「スライダー」に。

amito

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After Effectsで制作する場合、ある程度複雑なものを作ろうとするとエクスプレッションをうまく使いこなせるかが鍵になってきます。さて、エクスプレッションではレイヤー内のエフェクトの値を参照したり編集することができますが、このエフェクト名を皆さんは何語で書いていますか?私は会社の日本語版After Effectsを使っているので、ずっと日本語で書いていました。日本語版はピックウィップで参照すると自動的に日本語のエフェクト名が記載されますし、そもそも英語のエフェクト名は日本語版では使用できません。しかしどうやらこれは間違った選択だったようなのです。会社のAfter EffectsがCS5にアップグレードされたとき、事件は起きました。今まで動いていたエクスプレッションがエラーを吐いて動かなくなってしまったのです。原因を探っているとどうやらエクスプレッション中の「スライダ」が悪さをしているらしい。どういうことかとGoogle先生を問いただしてみると衝撃の事実が。

日本語版 After Effects CS5 の外来語カタカナ用語末尾の長音表記変更のお知らせと注意点

どうやら「スライダ」が「スライダー」などのように、言語仕様が変わったようなのです。これで今まで「スライダ」と書いていたエクスプレッションは全て修正が必要になってしまいました。なんということでしょう。この様子だといつどんな仕様変更が来るかわからない!英語名は使えないし、怖くてエクスプレッションなんて使えない!

でも打開策はやっぱりありました。それは言語環境に依存しないエフェクト名セット、matchNameです。これを使えばmatchNameの仕様変更がない限りずっと使えます。英語版で作ったプロジェクトもmatchNameを使っていれば日本語版でそのまま動かすことができます。私はこれを知ってからずっとmatchNameを使用していますが、ピックウィップを使うと自動的に日本語で記載されてしまうので書き直すのがかなり面倒です。なぜAdobeは最初からこれを使わせてくれないのでしょうか…..

綱藤

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