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「Adobe CS5.5」リリース開始
Eyes, JAPAN Blog 編集部
4/11にAdobeからCreative Suiteの最新バージョン「CS5.5」がリリースされました。Adobe CSはPhotoshopやDreamweaver、After EffectsなどのDTP/WEBデザイン、動画編集ソフトウェアが含まれ、世界の多くの現場で活用されています。2003年に最初のパッケージであるCreative Suite1 (ソフトウェア自体はその数年前から)を発売してから、CS3まで大体2年ペース、CS5までは18か月のペースで更新されてきました。
メジャーアップデートについては、CS3以降の18か月ペースは早すぎるという声が多く挙がっていたようで、今後は2年ペースで更新が行われるようになります。加えて、今回のCS5.5のように、大体1年おきに中間アップデートが行われるとのことです。
また、今回のニュースリリースでは、これまでの製品購入方法に新たにサブスクリプションが導入されることも発表されました。このサブスクリプション制度は月額の料金モデルとなっており、契約したパッケージ (ソフトウェア)は期間中、常に最新版を使用することができます。以下がサブスクリプション料金の一例です。(その他のパッケージ/ソフトウェアについてはAdobe公式を参照ください。)
プラン | 1年契約 | 月別契約 |
---|---|---|
Master Collection | 19,000円 | 28,000円 |
Production Premium | 12,000円 | 19,000円 |
Web Premium | 11,000円 | 17,000円 |
Photoshop | 5,000円 | 7,000円 |
サブスクリプションの導入についても、アップデート期間以上にユーザーからの意見が多くありました。ただ、今回のサブスクリプションの導入では個人ユーザー向けというよりも、企業向けの制度となっています。
例えば、企業向けのサブスクリプション契約のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 固定資産ではなくなるので、減価償却の対象にとられない
- 必要なソフトを必要な期間だけ使用できる
- バージョンアップ毎にアップグレード費を計上しなくていい
特に、さまざまな分野でプロジェクトを進めているような現場では、プロジェクトや期間によって必要なソフトが変わる場合もあるので、今回のサブスクリプションのようにパッケージ版を購入するよりもはるかに低価格で、必要な期間だけソフトを使用できるのはかなり有用ですね。