雑記
旨いは甘い
beko
それにしてもいまいましいのはあの缶コーヒーです。コンビニに立ち寄って缶コーヒーを探してみると、どこもかしこも似たような謳い文句が並んでいます。すなわち、
- 糖分60%カット!
- 砂糖不使用!
- コクのあるブラック・無糖!
- etc…
どれも砂糖の少なさを前面に押し出しているのです。
おかげさまで、無糖主義者や微糖愛好家(あえて武藤さん・尾藤さんと呼びましょう)は豊富なバリエーションの中から好きな缶コーヒーを選ぶことが出来ます。
しかし、加糖趣味の人たち(加藤さんと呼ぶのが適切です)の立場はどうなるのでしょう?
不思議なことに、微糖・無糖を前面に打ち出した缶コーヒーはいくらでもあるのに、砂糖が入っていることを積極的にアピールしているものは1本も見つからないのです。
かくして加藤さんは、不幸にも選択肢のほとんどを失うばかりか、
- 不便にも目を皿のようにしながら無糖・微糖の文字のないコーヒーを探すことを余儀なくされ、
- 自分はマイノリティであるという強迫観念に苛まれ、
- この悩みを人に打ち明ければ「MAXコーヒーでも飲んでろよ」などと心無い返事をもらって
いるのです。MAXコーヒーは確かに美味い飲み物ですが、しかし最高に甘い飲み物ではありません。少なくとも、私が淹れるコーヒーはもっと甘いのです。
確かに糖分の取りすぎは体によくありません。が、適量の糖分は脳に速やかな栄養補給をすることができるのも事実です。
私は缶コーヒーにより多くの佐藤さんが入ることを切望しています。
担当: 田山(タイトルは北大路魯山人の言葉らしいのですがソースが見つからない)