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みなさんお盆はいかがお過ごしだったでしょうか?
私は、実家に帰省して、盆棚作りと飾りつけ、お墓参りとしてきました。
今日は盆棚に飾りつけるキュウリ馬とナス牛について紹介しようと思います。
現在 (新暦) はお盆の期間は8月13日から16日となっています。その期間中に盆棚を飾ります。
盆棚はお盆にご先祖様をお迎えする祭壇です。
棚にはござや真菰 (まこも) を敷き、中央にご先祖様の位牌を安置します。
飾りつけにはナスやキュウリで作った牛や馬や新鮮な果物等をを供えます。
また、棚の左右には灯篭、霊前灯、絵柄提灯を飾ります。
ナスやキュウリで牛や馬を作る理由としては、精霊があの世から帰ってくる時、この世から帰っていく時の乗り物とされています。
地域によって解釈が違い、「お迎えは馬で、お送りは牛で」とするところや、「ご先祖様は馬の背に乗って、荷物は牛の背にのせて」とするところもあります。
キュウリの馬はご先祖様の霊が一刻も早くこの世の家に帰って来てもらうための速い乗り物、ナスの牛はゆっくりあの世へ 帰ってもらうための遅い乗り物の意味と言われています。
毎年私が思うことですが、盆棚を片付けるときは「夏ももうそろそろ終わりかな」と思わせてくれます。
担当: 羽田