思考・考察
                      2006/12/5                    
                    
                    御陰様
beko
人間誰しも、(多かれ少なかれ) 人生に置いて「障害」や「不運」にぶつかります。
そんなときには、「私は悪くない」とか「○○のせいだ」と言いたくなる気持ちも、分からないでもありません。
でも、その善悪は別として、私は責任を他に求める人の姿を「みっともない」と思います。
(勿論、明らかに自分に責任がないことについてまで背負い込むのは愚かなことですが。)
                                                    そんなときには、「私は悪くない」とか「○○のせいだ」と言いたくなる気持ちも、分からないでもありません。
でも、その善悪は別として、私は責任を他に求める人の姿を「みっともない」と思います。
(勿論、明らかに自分に責任がないことについてまで背負い込むのは愚かなことですが。)
さて、日本では古くより、こうした責任転嫁とは正反対の考え方を「おかげさま (御陰様)」という言葉で表してきました。
自分の成功について、例えそれが独力によるものであっても、「周囲の皆様のおかげで為すことができました」と表現するわけです。
普段、特に意識せずに遣っていますが、なかなか意味深い言葉ではないでしょうか。
「責任転嫁」も「おかげさま」も、因果関係のないところに理由をもっていくという点において共に非論理的な理屈ではありますが、「おかげさまで」と言える人の方が、「あんたのせいだ」と言う人よりもずっと魅力的です。
担当: 成田 (怪我と弁当は手前持ち)
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