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人がものを視ることができるのは、光があるからです。
物体にあたって反射した光が網膜で像を結んで、脳がそれを変換して知覚します。
光はめちゃくちゃ速いです。
しかし、どこへでも一瞬で届くわけではありません。
太陽から地球までの距離 (1天文単位 = 149598000km) は約8分でかけぬけます。
さて、もしこの光を追い抜くことができるなら、過去の光景を視ることができます。(今見ている星の光が、実は何年も前の星の光だというのは、常識ですね (?))
10年前の自分に反射した光が、ほかの何かに邪魔をされずに進んでいるとして、その光を追い抜いて見てみると、そこには10年前の自分が見えます。
つまり、これは過去を見ることができるタイムマシンではないですか!
過去の出来事に干渉することもできないから (光だし)、タイムパラドックスも起きようがない。
自分の母親と恋に落ちそうになって、自分が消えかかるなんて事態もない、とても安全なタイムマシンです。
このタイムマシンの欠点を挙げるならば、実現することができない、ってことだけです。
上記の方法でタイムマシンを作ろうとした場合、おそらく莫大なコストと、甚大なリスクを伴うことでしょう (実現できないし。)
そこで、もっと簡単で持ち運びも便利、ご家庭でも手軽に作れるタイムマシンを紹介します。
用意するものは、鏡を2枚!
これを使って合わせ鏡を作り、その間に立ちます。
そして、約8分ほど待ってみると、なんと 0.5 天文単位 (たぶん) の距離に8分前の自分を見ることができます!!
コストもリスクもない、もちろんタイムパラドックスもないタイムマシンの完成です。
あえて欠点を挙げるならば、8分前の自分は距離が遠くて小さすぎて、見えないであろうってことだけです。
担当: 齋藤 (ミーがお気に入り)