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スマートウォッチ
shimizu
「スマートウォッチ」と呼ばれる腕時計をご存知でしょうか。
ただ時計として時刻や日付を見るだけではなく、スマートフォンと連携して電話やメール、SNSでの新着といった情報を手元で確認することができる、多機能腕時計のことを指します。例えば、電話がかかってきた時に発信者の名前を出したり、受信したメールの件名が確認できたり、Twitterタイムラインの新着ツイートを見たりすることができます。
多機能腕時計には、古くは電話帳や電卓が付いたデータバンクや、PDA用途のRuputer、Chrono-Bitといった機種がありました。PCとの情報の同期が出来る機種もありましたが、ケーブル接続でのデータのやり取りが必要であるなど手間が多かったことがデメリットでした。
しかし最近のスマートウォッチの多くが、Bluetoothを利用した無線通信で常にスマートフォンとつながっているため、意識することなく情報を受けることができます。特にBluetooth Low Energyという消費電力を抑えられる新しい通信仕様を採用すれば、長期間充電不要で使い続けられます。このような技術の発展もあり、新しいスマートウォッチが続々と登場してきています。この1年間でもi’m WatchやカシオのG-SHOCK、ソニーのSmartWatchが発売されている他、クラウドファンディングサービスのKickstarterではPebble、COOKOOといった個性的な製品が提案されています。
近年は「時刻を知りたいときはケータイを見れば良い」として、腕時計をしない方の割合が多いとの報告もありますが、ポケットやバッグを漁ることなくサッと見ることが出来る腕時計は、やはり便利なものです。気に入ったデザインのスマートウォッチがあれば、試してみてはいかがでしょうか。普段ご覧になっている情報への新しい接し方が体験できると思います。
【17:50更新】
スマートフォンと連携する端末ではなく、スマートフォンそのものが腕時計型になったNeptune Pineが発表されていました。3GやWiFi機能を備えており、単独で音声通話やWebアクセスが可能というところが興味深い製品です。携帯電話の未来形の一つかもしれません。