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価値のサイクル

beko

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

社会人と呼ばれる者は皆、仕事を持ち、お金を稼ぐことで、自らの生活支えています。
では、その「お金」はどこからやってくるのでしょう?

お金は会社の金庫から湧いて出くるわけではありませんし、その人の「苦労」や「頑張り」に対して与えられるものでもありません。
顧客に対し何らかの「価値」を提供することではじめて、その対価として支払われるのです。
そして、ここで得られたお金は、また別の価値と交換され、それを生み出したものの所へと移動していきます。
こうして、形態を異にするさまざまな種類の価値が、お金によって媒介されて人々の間を循環するわけです。
この価値交換のサイクルこそが、我々の社会システムを成り立たせている「経済」と呼ばれるものの本質に他なりません。

ところが、私のように「従業員」として会社に雇われている人間は、自分がこのサイクルを構成する一員であることを忘れてしまいがち。
自分が、社会に対してどのような価値を提供できるかということを考えることなく無為に働き、それに対する報酬を求めるようになってはいないでしょうか。
毎日会社へ来て、与えられる仕事をこなしていれば給料が貰える – そんな環境に慣れ過ぎぬよう、常に己の価値を意識し、これを高める努力を怠らぬようにしたいものです。

担当: 成田 (もう新人という立場ではない)

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