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gyoda

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

赤は情熱、青は冷静、黄色は子どもっぽさ、緑はエコ…など解り易いイメージがありますが、
赤は耐光性、青は炎、黄色は卑猥、緑は死と、普段あまり意識しない感覚も、学問上や国際的にはあります。

例えばひとえにピンクといっても「かわいいピンク」と「大人のピンク」で印象がガラリと変わる事が有り、私たちの色に対する認識は、赤や青などという単語という定義に縛られているだけで、実は数百万色以上の色を認識でき(可視光線の中で)、とても繊細です。

ですので、「このサイトのデザインはかわいくしたいからピンクにしよう!」だったりする論理は物凄く脆くて「なんとなく、あまりかわいいピンクには見えない」という“感情(論理で片付けられない直感)”に邪魔されるリスクが高いです。

この「なんとなく〜」がくせ者で、ここを視覚的な図形の論理で説明づけるのが、狭義の意味での一般的に理解されている「デザイン」です。(いわゆるグラフィック・デザイン)

しかし「なんとなく〜」はあくまで感情によるものなので、false,trueで片付けられるものではありません。
その人の性格や育ち、男女等多彩な要素が組合わさるのでfalse,trueで片付けようとする場合、膨大なツリー構造になってしまいます。
時間的・費用的にその膨大な構造をぶっとばして「〜はこうだからこうだ」というショートカットの結論を図形で出すのが、いわゆるデザイナーです。

なので、デザインとは100%の答えというのは常に出せる状況にできず、90〜99%の正解を探る作業といっても差し支え有りません。ここがプログラムとちょっと違う所です。
…で何が言いたいのかというと別にこれはグラフィック・デザインだけではなく、どんな仕事も言える事何じゃないかなと思っている訳です。

別にデザイナーだからこうではなければならない、という事はありません。
営業だろうが、プログラマーだろうが、何であろうが“感情(論理で片付けられない直感)”をいかにコントロールして、伝えていく必要が仕事上は必ず出てきます。
攻殻機動隊で言えば「俺のゴーストが囁くんだ!」みたいな。

要はコミュニケーションは必要だよね、というまとめ方にしようかと思ったのですが、会津大生なら感情も全部プログラミングしてドラえもん作ろうぜという方向に行きそうで怖いです。

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