思考・考察
情報は巨大な不発弾 自爆、誘爆、ご用心
kato
暑さがことのほか厳しいように感じられるなか皆様如何お過ごしでしょうか。担当のカロ藤でございます。突然ではございますが皆様は巷で人気の”Twitter”はお試しされましたでしょうか。 私も情報収集程度には使い始めています。 Twitterは個人の呟きの他、企業の販促/コミュニケーションの為にも使われ、今更ながら非常に大きなメディアとなりつつあると実感しております。
ところで会社や組織ぐるみでTwitterを行っているのを偶に見かけますが、組織のフォロワ (登録者) に個人が含まれている場合はかなりの率で関係者もしくは関係していた者のつぶやきを読むことができてしまいます。その為、個人がうっかり重要人物に対して「○○爆発しろ!」と連続で書いてしまっている場合、最終的に所属している組織の質が疑われる可能性があります。 昨今の作家や有名人の発言にて問題になるのはその人の責任なので良いのですが、個人の場合、意図せずに組織を含んでしまうという事があり、非常に厄介な問題であります。
ネット上のモラルの問題 (通称、祭り/○○炎上) が発生した場合、傍観者は問題を起こした個人がどんな人物であるかを知る為に過去の発言やフォロワ一覧を眺めて人物を推測するでしょう。 (そしてゆくゆくはWiki等で纏められます) その際に明らかにメジャーな組織でもなく、浮いた組織がフォロー項目にあれば所属/関係者であることを察するには容易なことでしょう。実際のところこの例は解答を知っている迷路をやっているもので、第三者からすると過去の発言内容も加味する事となり非常に難しいことではあるのですが・・・一つ一つの呟きや、紹介文は断片的な情報ですが纏めると実際近い人物像ができてしまうものです。
# なんとも当たり前のことを書いている気がしますが・・・
何かと問題になりがちな事を含んでいるのはTwitterに限らず個人ブログ→プロフ掲載→組織関連→所属組織特定な流れでmixi等のSNSでもあります。 (正しくはmixiからTwitterでしょうか) このような世の中ですと、
・出すべき情報の切り分け
・情報提出の質の徹底
・公私の切り分け
・自重
のいずれかが、いっそう必要になると考えています。「そんなことをしなくとも、こんな自分の情報誰が見るのだ?」ということで、自意識過剰とは言われそうではあるのですが、無意識に周りを巻き込む可能性がある話であり、決してそんな一言で一蹴しても良い問題ではありません。さらに、火種の情報を消すにもGoogleキャッシュや、Twitterコンテンツ利用のサービス (とぅぎゃったー等) 、Internet Archivesもあり、跡を残さずというわけにもいかない現状を忘れてはなりません。
さて、Web上で情報公開する感覚に麻痺しかけているこの昨今、皆様如何お過ごしでしょうか?
担当: カロ藤 (そしてこのエントリも所々に私の影)
以下ご参考まで。
■Twitterなどで有名人となっている社員の取り扱い方法、5つのメリットと5つの地雷
http://news.livedoor.com/article/detail/4927876/