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富岳風穴と鳴沢氷穴

suzukiakihito

この記事は1年以上前に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

こんにちは、担当の鈴木です。
先日山梨県を訪れまして、そこで国の天然記念物にも指定されています「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」というところに行ってきました。

まずは富岳風穴から。山梨県にあります青木ヶ原樹海に囲まれた場所にぽっかりと開いた口が入口になります。富岳風穴とは1000年以上前の富士山噴火により流れ出た、溶岩の流れによって生み出された横穴の洞窟です。

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鳴沢氷穴もそうなのですが、これら二つに共通しているのは”真夏でも寒い”ということ。実際私が行った時は洞窟内は0℃近くに達していました。ちなみに外の気温は27℃でしたのが、この洞窟は平均気温が3℃とのことなので外との気温差が30℃になることもあるとのこと。
さて、さっそく横穴の洞窟を進んでいきますと最初に氷の柱が見えてきます。天井からしみ出した水滴が落ちて凍り、積み重なってできているとのこと。青い光でライトアップされていたので幻想的な雰囲気になっていました。

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さらに進んでいくと、最奥には昭和初期までは蚕の卵の貯蔵に使われていたという天然の冷蔵庫が見えてきました。繭玉が成長しないようにと、芽吹きをよくするために冷凍貯蔵されているらしいです。

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出てきたときには温度差でメガネやらカメラのレンズやらが曇ってしまいました。

次に富岳風穴から車で5分ほど離れているところにあります鳴沢氷穴へ。こちらは横穴である富岳風穴とは違い縦に続いていたので、お年寄りや幼い子供にはすこしきついかもしれないですね。
鳴沢氷穴とは風穴と同様溶岩が、徐々に冷えて収縮するさいに内部のガスが噴出してできた縦穴式の洞窟です。

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入洞してみるとさっそく急な坂になっている道が。天井は低く足元も滑りやすいのでお年寄りやお子さんには厳しいかもしれません。身長170cmの私ですがお尻をつけて体を小さくしてようやく進めるくらいでした。その状態で3mほど進みますと開けた場所に出ます。そこには江ノ島の洞窟まで続いているらしい地獄穴もありました。

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そこから進むと今度は氷の壁が。ブロック状で積み上げられらた大量の氷がある部屋は、かつて冷蔵庫のなかった時代に使用されていたようです。この天然氷は馬で運ばれ江戸の殿様に献上されていたとか。

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こちらも風穴同様、外に出るとメガネが曇ってしまいました。皆様風穴、氷穴を訪れる際には上着と動きやすい服装で是非。

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ちなみにその日泊まった旅館からは富士山を拝むこともできました。。

担当:鈴木

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